=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

日本郵便の新たな取り組み?

2010年01月30日 | 【日記】いろいろ
先日、寒中見舞いが一枚届いた。
裏面には、お年玉年賀ハガキの当選番号が印刷されていた。
(ちなみに今年の当たりは切手シート2枚)

郵便局に行けば、当選番号は教えてくれるし、
今ではインターネットでも簡単に見ることができる。
でも、こうしてハガキで届くと便利だと思った。


このハガキの差出人は、前職の同僚だったM島くん。
今は某郵便局の局長をやっている。

前職は同じ経営コンサルティングだったので、
彼も、年賀ハガキの販売による売上アップや、今回のような顧客サービスを始め、
いろいろな取組みを行っているようだ。
小さいけれど日本郵便の新しい取組みといえるかもしれない。


ちなみに私は年賀ハガキの宛名印刷もM島くんにお願いしていた。
これはサービスだったのだが、
前職時代、社内の輪転機や印刷の事情にも詳しかったM島くんを仲間内で、
「M島印刷」と呼んでいたことが遂に現実となったような感じで、
ちょっぴりうれしかった。
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作業日報 「なんでも新品がいいとは限らない」

2010年01月30日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
校長先生とSさんの合作の二つ合わせて2.5メートルのサイドボード。制作期間9日。このくらい早く作れるようになりたいものです。

■2010/1/29

Ⅵ 加工

・面取り 1h
・欠けているところの埋め木 1h

Ⅶ 塗装

・素地調整 2h
・マスキング 3h

計7h

昔、中国に留学していた頃、
「自転車を買うなら中古がいい」
と言われたことがある。

同級生が新品の自転車を買って、
お店から100メートルくらい走った交差点でブレーキをかけたら、
ブレーキが分解してふっとんでしまった現場を見て、
「なるほど」
と思ったものだ。

中古車は人に使われているうちに、悪いところはすべて修理されているという理論だと思うが、
中国の現場主義というか実験主義というか
そういうものを深く感じることができた。


さて、話は変るが、
塗装の前に行う素地調整
ようするに、サンドペーパーで表面を磨いて塗装しやすくする工程だが、
いよいよ塗装工程に入る私は、気合を入れて、
今日は新しいサンドペーパーを棚から出してきた。

そして丁重に磨き作業に入ったわけだが、
「あれ、大きな筋が入ってしまう」
表面にサンドペーパーによる傷がついてしまったわけだ。

するとK2先生が、
「サンドペーパーの目が粗すぎるかもしれない。
新しいペーパーは、ペーパー同士をこすりあわせて、少しなじませてから使ったほうがいいよ」
と教えてくれた。


そこで冒頭の中国自転車の話が頭に浮かんだわけだ。


なんでもかんでも新品ばかりがいいわけではないのですね。
モノでもヒト?でも、使われて少々丸くなったもののほうがいいのでしょうか。
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作業日報 「ポニーの木馬」

2010年01月28日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
Oさんの木馬です。子供用で自分では乗り心地が体験できないのが残念ですが、展示会ではすぐ売れてしまいそうですね。

■2010/1/28

Ⅵ 加工

・隙間埋めのテープはがし 1h
・欠けているところの埋め木 1h
・本体の傷チェック 1h
・本体面取り 1h
・金具の穴あけ 2h

計6h

塗装に向けて細かい作業が増えてきました。
埋め木は、欠けている部分に木を埋め込むことです。
木目がうまく調和したり、ピッチリ埋まると面白いですが、本来はやることにならないように作ることがベストです。

※埋め木の穴は四角に掘り、埋め木は台形にします。
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作業日報 「環境(条件)に左右される生き物」

2010年01月27日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(隙間に木粉とお米を練ったものを埋め込むため、その隙間の周りをマスキングしています。お恥ずかしくもあまりに隙間が多いので、マスキングが大変でした)


■2010/1/27

Ⅵ 加工

・抽斗の前板の仕上げ削り 2h
・背板の調整と穴あけ 2h
・隙間埋め 2h

計6h

私の箪笥は前面が平面になるタイプで、「面(つら)」と呼ばれます。
見た目はシンプルで好きなのですが、
少しでも出っ張ったところがあると一目でわかってしまうので、作るほうは手が抜けません。

手で触るとわずかに出っ張っているのがわかるところを、
「もうこんなもんでいいだろ」
と思うことも度々なのですが、
「いや、これはもう少しやらないと」
という気持ちの葛藤でした。

今回はどうにか納得のいく仕上げにできたのですが、
これは一重に「面」だったからだと思います。
誰が見ても、平面でないとすぐばれてしまう。
そんな形状だからこそ、「もう少しやろう」という気持ちになれたのでした。
もしも、
他の形状の箪笥だったら、そこまでシビアにはわかりづらいので、
「このへんで」
ということになっていた可能性は高いです。

人は誰も与えられた環境や条件に左右されやすいので、
高みを目指すためには、
常にそうした厳しい環境や条件に身を置くか、
自らのなかに確固たるものさしを持ち続けられるようにしたいものです。

※背板の調整ですが、かなりの幅を斜めに削らなければいけないとき、毛引きで目安の線を引くとわかりやすいです。その際、毛引きは本体にかけて線を引くとその形に沿った斜めの線を引くことができます。
(K2先生)

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作業日報 「鉋は腹でかけろ」

2010年01月26日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2010/1/26

Ⅵ 加工

・抽斗の前板の仕上げ削り 2h
・抽斗当たりの設置 1h
・抽斗の面の調整 1h

計4h

簡単だと思っていた一番小さな抽斗の前板を削るのがうまくいきません。
鉋がガタガタと踊ってしまうのです。
刃や台を直してもうまくいかなかったところ、
K2先生が、
「おなかに力を入れたほうがいい」
と教えてくれました。
何事もスポーツでも、腰や重心が大事ですよね。
鉋も同じで腹に力を入れると、変ってきます。
今までは知らず知らずのうちに手削りになっていたのでしょう。

※作業台にひっかけて抽斗を削るときも、そのかけるところが平らになってないとうまく削れません。
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保育園の近く

2010年01月26日 | 【写真】一本の木
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太鼓連の新年会

2010年01月24日 | 【お出かけ】木のむくまま
昨晩は、参加している太鼓連の新年会だった。

昨年から手取り足取り教えていただいています。
寒い床のうえでも裸足で太鼓を叩く先輩には頭が下がる思いです。

そんなメンバーとの新年会。
車のために、お酒は飲めませんでしたが、
いろいろと信州ならではの食材に舌鼓を打つことができましたよ。

まずは写真の野沢菜。
信州といったらの代名詞でしょう。野沢温泉以外の地域、伊那でも結構食べられています。

それから、「初茸」
なんでも新年早々に取れるから初茸というのだとか。
黒っぽくて海藻のようにちじれている初茸の成長は遅く、
また岩肌にはりつくように生えているために採るのも大変で、大変貴重な食材だとか。

あとメインは、イノシシ肉鍋でした。
固めですが野趣あふれるそのお肉は私は結構いけました。
ちなみにイノシシなどの獣肉は日常的に食べているものではないそうです。
これも今ととなっては貴重だとか。

太鼓も含め、
伊那の文化も学ばせて頂いています。
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自分のツキをなくす最も簡単な方法

2010年01月24日 | 【メモ】木づいたこと、考えたこと
自分のツキをなくす最も簡単な方法

それは、

人と会う約束をキャンセルすることだと思う。


本日は、ある方とお会いする約束を事情によってキャンセルさせて頂いた。
事情とは、私が努力すれば回避できたことである。

結果、
ある方には、お休みの半日をフイにさせてしまったことになる。

どんな人にとっても平等である時間を奪うことは、
大変な罪だと思う。申し訳ない。

これは、社会人の常識でもあり、
今までも身にしみてきたはずだったのですが、
またそのような事態になってしまった。

こうした事態になると、
相手の方にご迷惑をかけることはもちろん、
自分にとっても大きなマイナスである。
歯車が狂い、
ツキが逃げていくのである。

反省。
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作業日報 「鉋が中高すぎるのも困りもの」

2010年01月22日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
写真は、Kちゃんの階段箪笥が組みあがりました。和風家具というと思いつきやすいものですが、作り方は結構大変です。


■2010/1/22

Ⅵ 加工

・抽斗の前板の仕上げ削り調整 4h

計4h

いよいよ箪笥の顔、抽斗の前板をピカピカに削るときが来た。
前板にはきれいな板目をあてているので、それほどクセはなく削りやすいはず。
それでも逆目が出たりで大変でした。
前板の厚さも、箪笥の正面をまっ平らにするために調整します。
上下や左右の厚さを変えて、本体に合わせて削っていきます。

結果、3枚を完了させたところでタイムアップ。
来週はチャチャチャと仕上げ、塗装だ!

※鉋の刃も「中高」すぎると削れません。中高を修正するのも一苦労。
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作業日報

2010年01月21日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
写真は、学校が終わって帰る時、
実習場の外から、窓越しに室内を写しました。
窓につく湯気が外の寒さを物語っているようです。

まだ信州一年目の私ですが、
いろいろと寒さにまつわるエピソードも増えてきました。

今日は昼間の雨も夕方にはやんだのですが、
車のドアを開けようとしたら、開きません。
一瞬車のキーを車内に忘れたかと思いましたが、単にドアが凍ってくっついていただけでした。

車の中に置いておいたペットボトルが凍っていたり、
またそれが夕方になっても解けていなかったり、

玄関においてあった長靴を履こうとしたら転びそうになったり。
前日の靴裏についた雪が凍って、玄関の地面とくっついていたのですね。

それでもなんとか、
石油ストーブとホットカーペットで頑張っています。
「CO2排出なんて関係ない!だって寒いんだもん」
と言いたくなるくらい、石油資源に依存した生活をしています。


■2010/1/21

Ⅵ 加工

・抽斗の調整 3h

計3h

せっかくぴったりにはまっていた抽斗を、湿気で木が膨張して抜けなくなってしまってはいけないので、
場所によって異なりますが、0.3ミリや0.8ミリの隙間を削っています。
でも少し削ることによって、抽斗が動き、さっきまで空いていなかったところに隙間ができてきたり・・・
言うことを聞かない駄々っ子のようで大変です。
「どうせ隙間を空けるなら最初からその大きさに加工しておけばいいのに」
という声もあると思いますが、それがまたそううまくはいかないのです。
とくに下手なうちは。。。

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