=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

急ピッチ

2011年02月28日 | 【志事】独立を選んでからの日々

4月1日オープン!

切りがいいしと思って決めた開業日でしたが、

先日、ありがたいことにお仕事を頂き、4月10日の納期に向けて、
是が非でもオープンしなければいけないことになってきました。

そのためには、
工房内に床をはり、
電気工事をして、
機械の搬入を迎えなければいけません。

週3日バイトくんをしている私は、
数えてみると、稼動できる日がやたら少ないことに愕然。
かなり急ピッチで作業をしなければいけないことに少々焦り始めました。

基礎を少し直して、
早く床はり作業を行いたいのですが、
そのための前段階、掃除をおろそかにはできません。

そのうちオガクズで汚くなるし、
床や壁を貼ってしまえば見えないし。
という甘い誘惑もあるのですが、
工房開始にあたって、一度は全体クリーニングをしておきたいものです。
この機を逃すと、次はありませんから。

牛舎は既に牛の主がいなくなってから20年近い時間が経過していますので、
ほこりやすす、結構厄介なのがクモの卵、こういった天井や梁についた汚れを落とさなければいけません。
そこで大活躍したのがこれ↓



笹です。

最初はどこまでとれるか半信半疑だった私ですが、
近くの川っぺりに、生えすぎている笹を2本とってきて試してみると、
これがすごい!
「笹って、まさしくこのすす取りのために存在しているんじゃないか」
と思えるくらい、この作業にぴったりで、先人の知恵に感動です。
またこの笹や竹などが、そこいらじゅうに生えている房総もすごい。

測量の仕事でも、
杭を打った目印に、竹をさしてピンクのテープを巻いておくのですが、
この竹はすべて現地調達。
鉈でバシッと伐って、即加工です。
房総ではどこにいっても竹があるので、
測量の現場では本当に役立っています。
逆に、そんなに竹のない地域では、測量の仕事はどうやっているのだろうと心配になるくらいです。

さて、私がこの笹を振り回している間、
親父が柱や壁についた牛の泥を落としてくれています。
ありがたいことです。

スクレーパーでそぎ落とし、金ブラシでこすり、さらにサンダーで取り除きます。
後日には水拭きもする予定です。
天井がなく梁が見えるので、少しでも綺麗にしたいと思います。

さらに、
私自身はまったく気にならなかったのですが、
様々なお客様に対しても不快なくお越しいただけるように、
念のために、牛舎独特の匂い対策として、
木酢液を数日間配置する予定です。
天然素材の木酢液で相殺しようという算段です。


はやく、オープンまでの工程表を作らなければ・・・・
と思いながらも、
今日も疲れたので。。。。
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ひっくりかえる山羊

2011年02月26日 | 【お出かけ】木のむくまま
そんなのがいたら、絶対観光スポットになると思います。


この広い草原、

せっかくなら草を食べてくれる山羊がいたほうがいい。


海辺の八兵衛の堀内さんは、そう思ったのでした。


来月に海辺の八兵衛が引越しする新しい拠点は、少々庭というか敷地が広く、
こんな草原があるのです。
なぜソファーが置いてあるのかは不明。



この草原の主になるであろうはずだった山羊を、
近々譲り受けてくる算段だったですが、

その山羊、

なんだか歳のせいか、

「ひっくりかえってばかりいる」

らしく、引き取っても大変だろうということで、無しになったそうです。


ひっくりかえってばかりいる山羊、

私も見てみたかった。
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黄色と赤

2011年02月26日 | 【志事】独立を選んでからの日々
なかなかいいコントラストです。

牛舎の中においてあった、動かなくなったトラクターを引っ張って撤去してもらっています。

早く掃除に取り掛からないといけません。
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経営判断?

2011年02月25日 | 【出張】
先週末に出張して、
木工機械を購入してきました。

2社を訪問し、最終的に長野県の駒ヶ根にある吉村商店さんで購入させていただきました。
(駒ヶ岳がきれいに見えました)

試し運転やら、自分で作っていった機械のチェックリストに基づいて確認したり、機械のサイズを測ったり、いろいろな質問をさせて頂き、結局一日がかりになってしまい、吉村様には長い時間おつきあいさせてしまいました。ありがとうございました。
さらには予算についてもいろいろとご相談させて頂き恐縮です。
吉村商店さんには、学生時代を含め4回訪問させていただくことになり、きっとご縁があったのだと思います。


それにしても、
こうした大きな買い物、しかも事業に影響する大切な設備投資ですから、その決定は重要です。
しかし、限られた予算の中で、
「いい機械を見れば、なるほど」と思うし、
「予算としては、これだな」と思うし、
「高い精度の機械にするか、削れる幅の大きいほうをとるか」
といったいろいろな葛藤があり、
正直疲れました。
あっちに揺れたり、こっちに揺れたり、自分の一貫性のなさに情けないと思ったこともあります。


昔の職場の会長は言っておられました。
「社員より社長のほうが何倍もたくさんの判断をくだしている」
さらに、
「オーナー社長は、サラリーマン社長よりも10倍たくさんの判断をしている」


私も個人事業主という小さいながもどうにかオーナー社長と言えると思うので、
これからもたくさんの判断に迫られると思うと、ドキッとします。
自分の中に確固たるものがなければ、乗り切れないと不安もあります。
しかし、それも人生経験、自分を磨く機会と思いたいですね。



今回の買い物は、マイホームを買ったことのない私にとっては生涯で一番高い買い物だったのですが、「楽しめなかった」と反省しています。
予算が頭から離れず。。。

でもせっかくお金を使うなら、楽しみたいです。

このあとも、まだ設備投資があるのですが、
「楽しい買い物」します。

(中古の機械なのですが、オーバーホールをされて見違えるようになるはずです)


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2011年02月24日 | 【日記】いろいろ
製材所に見慣れない木が置いてありました。



「なんの木だろう?」

と思って見ていると、今日はそれを挽くことになりました。


答えは、
「樫」


鉋台の木でいつもお世話になっているのですが、
まさか、樫の原木を見ることが、挽くことができるとは思っていませんでした。

おそらく何十年と森の中で成長してきたのでしょう。
その樹皮はたくさんのコケで覆われ、こんな草まで生えています。
共生していたのです。



そんな樫の今後の使い道は、
なんと、
「山車、屋台のシャフト、車輪の軸ですね。になるそうです」

いまだにシャフトに木を使う地区があるのですね。てっきり鉄ばっかりだと思っていました。
どこの地区か気になりますが、
この木はかなり乾燥させないといけないので、もうしばらくあとのことになるでしょう。

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寄せて、上げる

2011年02月23日 | 【日記】いろいろ
今日の測量の仕事は、「寄せて、上げる」です。


この道具を使って↑

そう、ご存知の方も多いと思いますが、
「ダブルスコップ」という代物です。

普通のスコップでは、幅の狭い縦穴を掘るのは難しいですが、
このダブルスコップなら、
コンクリートの杭を埋めるための深さ50センチくらいの縦穴を掘ることができます。
「できます」
けど、
「疲れます」
「かなり疲れます」

このダブルスコップの使い方は、
①地面に強く打ち下ろします
②2つのスコップ部で土を寄せます
③寄せたまま、上に引き上げます

しかも、
穴を掘る場所は、こんな山の上だったり、
急斜面だったり、切り株の下だったり、岩がごろごろしてたり。境界線はそんなに都合よくないということです。

そして、掘ったあとには、
コンクリート杭および練ったコンクリートを山の上まで運び、穴に正確に杭を立てるという作業になります。

大胸筋が鍛えられそうです。

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春の足音

2011年02月21日 | 【日記】いろいろ
バイト先の製材所は、

一方には太平洋が円弧を描いて見え、

もう一方は、写真のような田園風景です。

冬空とあいまってさびしい感じも若干ありますが、
野焼きされ、田おこしがされていたり、少しずつ春の足音を感じることができます。

さて、この冬景色が本格的な春になったらどう変わるのか楽しみです。

本日は、「イス作り」をしていました。

よく、各地の「○○自然村」とか、キャンプ場にありそうな丸太イスですが。

これが結構40センチぴったりに切るのが大変です。
なんといっても不ぞろいの丸太たちですから。
しかも重いし。



なにげなく邪険にあつかっていた丸太イスですが、少し見方が変わりました。



追伸:
田んぼの真ん中に小さ~く見えるのが風車です。
この風車、回っているときと回ってないことがあるのですが、
(どうやら風の強弱ではないような気がするものですから)
どういう設定になっているのか、
ご存知の地元の方いたら教えてください。
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館山南房総ファンが20名増えました!

2011年02月14日 | 【日記】いろいろ
(写真は館山初の子供ミュージカルTRUE COLORSの公演後)

昨日は、
館山市の移住支援NPOおせっ会が企画する初の婚活ツアーのお手伝いをさせていただきました。残念ながら?参加者ではありません。

でも、
今回のツアーは本当に盛りだくさんで、
俺は男性参加者としてではなく、ご招待の女性参加者として参加したかったっす!
と思うくらい、充実したツアーだっと思います。

館山への移住に関心を持っている女性20名を域外から募集し、
それを地元男性陣20名が迎え入れるという企画でしたので、
これでもか!とばかりに館山の魅力を体感できるプログラムが目白押し。

農作業体験、有名リゾートペンションでのフレンチコースランチ、元劇団四季にいらした移住者が創った子供たちのミュージカル劇団の初公演観覧、南房総の春の花を使ったフラワーアレンジメント、酪農農家の嫁入り体験談、地元おっかさん達との郷土料理教室などなど。
私も純粋に参加したいと思った充実コースでした。

本日夕方、大桟橋にてクライマックスを迎えたと思いますが、
これだけは言えると思います。

「館山南房総ファンが20名、うち中毒者5名が出ました!」



参加者の皆さん、スタッフの皆さん2日間ご苦労様でした。
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牛舎の面影

2011年02月13日 | 【志事】独立を選んでからの日々
本日は、
大家さんと一緒に牛舎のそうじをしました。

大きなゴミを、市の処理場に運んだり、
牛舎の中にあった、柱やなぜか昔の木の電柱などがありましたので、
それを外に運び出し、
コンクリート床を掃いたりしました。

写真は、
大家さんの息子さんのJくんがお手伝いしてくれています。
小学校1年生ですが、ほんとに関心するいい子です。

牛舎自体は、もう牛を飼わなくなってから20年近くたっているのですが、
まだ当時の柵などがあって、面影を残してませんか。

この柱もじきにとって、機械などを入れるので、
牛舎の面影が薄くなってしまうのが、私としても少々残念です。
ですが、
柱の柵も4本ほどは、構造上のためもありまして残しますので、
オープンしてからも、
ご覧になりたい方にはぜひ見ていただきたいと思います。



Jくんにお掃除を手伝ってもらったのにくわえて、
本日は、
娘さんと奥さんの共同作バレンタインチョコを頂いてしまいました。
ありがとうございました。
かっこいい牛舎に改造できるようがんばります。
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物納

2011年02月13日 | 【お出かけ】木のむくまま
たまたま近くに行ったので、

石堂寺に寄ってきました。


ここは南房総市の旧丸山町にあり、そんなに大きくはないお寺ですが国指定重要文化財が結構ある、穴場的?なお寺です。

私も実は初めて「入山」しました。
(お寺のHPを開くと、「enter」が「入山」になっていてクリックするのが少し勇気がいります。↓)

石堂寺HP


梅畑もありいい感じです。


境内の中に、寄進者の名前が貼ってあったのですが、

「お金」でなく「トマト」


この雰囲気がいいですね。

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