今年参加させて頂いた、
ジビエと料理人、そして器の作り手をつなぐ活動「ヒトサラジビエ」
に提供させて頂いた器をご紹介します。
依頼主の沖さんからは、どんな器かは「基本はお任せ」とのことでしたので私なりに考えて、
ジビエというからにはお肉は地元産、
器も地元産といきたいところですが、ここは国産まで幅を広げさせていただき、
日本固有の樹木を使った3種類の器をお作りしました。
一枚目は欅(ケヤキ)を使ったお皿
二枚目は杉を使ったプレート
三枚目は、やっぱり家具工房つなぎおススメの山桜のカッティングボード
とさせて頂きました。
ということで、まずは欅のお皿から。
いつも製作しているカッティングボードは平なのですが、
今回は鑿で彫り込んで浅いお皿としました。
コンセプトは鑿跡の荒々しさと緩やかなカーブの融合?を目指しました。
裏返してみると、ケヤキのオレンジ色がまるでフィナンシェに見えるような・・・(笑)
とりあえず木の暖かみをお伝えできれば嬉しいです。
近年あまり人気がないケヤキではありますが、ほんと好きです。
鑿で彫る作業は機械任せにはできませんので、
大変ではありますが、手仕事だけに許された固有の味わいがあるかと思います。
ほんとはずっと無我夢中で彫り続けているのも嫌いではないのですが、
時間とコストのバランスもあり、なかなかそうはできないんですよね。
でも鑿も買い足したので、これから少しづつでも増やしていきたいと思っています。