=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

安房一豆

2024年10月29日 | 【志事】独立を選んでからの日々
幻の安房一豆 あわいちず って知ってますか?

工房の地区で農業を始めたRくんが遊びにきた。
枝豆のお土産付き。
「ありがとう!でも枝豆って夏のイメージだけど」
と聞くと、
これは安房一豆といって、関東で最も収穫が遅いとも言われる品種なんだと教えくれた。

館山在来種から選抜された枝豆で、
JA主導で始めたブランド野菜らしいけど、
残念ながら担い手が増えず、
今年はなんと出荷者がRくんひとりだとか。
まさしく「幻」の枝豆をいただいてしまいました!
しっかり濃厚な味でとっても美味しかったですよ。
皆さんも市内で見つけたら安房一豆、ぜひ手にとってみてください。

でも安房一豆より推しなのがこのRくん。
移住してきて新規就農一年目。地域の祭りで知り合ったけど、
超「素直」なので、
まったく知らない地域の太鼓も大太鼓も子供に交じりながら熱心に練習。恥ずかしさや外聞も気にせず、間違えても年下の中高生に教わっていました。なかなか真似できない素晴らしさです。
仕事の農作業もきっとそんな感じでしょうから、どんどん地域のおじさん、おじいさんたちが応援してくれています。

ちなみに後ろに写っている自転車のおじいさんは、停めてあった軽トラのライトが点いていたことをわざわざ200㎡くらい敷地奥の工房まで教えにきてくれた見ず知らずの通りすがりの方。
お礼はもちろん安房一豆でした。






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マテバシイ枯れ葉活用ください

2024年10月28日 | Pocket project
「マテバシイ枯れ葉、よろしければご活用ください。」
残りは軽トラで4杯くらいかと思います。
(なんだかずっとマテバシイ投稿が続いているような(笑))

プロジェクトの写真をご覧になられた方々数件からお声がけいただき、自然浄化槽や排水に、薪(小枝)にしたり、畑の栄養にとお使いいただいております。

実は敷地入り口がまだ未整備のため現状軽トラを入口につけることしかできず積み込みに労力がかかりご不便をかけてしまうのと、片づけをしてもらうみたいで申し訳ないという気持ちがあり、今まで呼びかけはしてきませんでしたが、
こうして実際にお使いいただいているところを見てしまうと、やっぱりなんだかもったいないので、ぜひ使っていただける方がいましたらと思い直しました。
(本来自分の土地で活用できればいいのですが、この後いったん敷地全体を整地しますので、置いておくスペースがありません)

今年の猛暑ですっかり乾燥していますので軽いです。枝も細めなので手鋸で切ることができます。
ご興味ある方ご連絡ください。

Pocket Project 003
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自然排水

2024年10月26日 | 【志事】独立を選んでからの日々
お友達の新築現場の土壌改良に参加してきました。
(といっても半日であまりお役に立てずすみませんでしたm(__)m)
山際に丸太や藁、燻炭、割瓦などで浸透をメインとした排水路を作り、敷地の水はけを改善していきます。
うちからもマテバシイの枯れ葉をトラック一杯分お持ちして隙間詰めに使ってもらっています。
当日は自然排水の分野の専門家が指導にあたり、いろいろと教えていただきありがとうございました。

以下、そうしたお話を聞いての自分のまとめです。もしも間違っていたらすみません。

土壌にとって最もよくないのは「水の流れを遮断すること」
排水でよくみるU字溝は周囲の水の流れや浸透を遮ってしまうため、今回の工事でもここにもともとあったU字溝を撤去したり穴をあけたり・・・
たしかにU字溝は(詰まらなければ)効率的に水を流すことはできるかもしれませんが、雑排水のみならずその敷地に降った雨水なども、その地からどこか別の場所へ移動させてしまうこと。
強引な言い方をすれば、「雨が降ると庭がぬかるむ、水が邪魔だから、どこか別の見えないところへやってしまえ。」というごく直接的、短絡的で近視眼的、現代的なな考えだといえなくもない。コンクリートでガチガチに固められた河川なども似たようなものかも?
でも表層を流れている水って目に見えてるだけで実は一部で地面が保水していたり地下を移動している水のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。

なのでそれよりも、土地の自力、浸透力なんかをもっと信じてあげて、うまく水の流れ道を自然素材で作ってやるなどして、土壌の自力を助けてあげるというのが自然排水なのかなと個人的には考えました。

人工物でも、自然のままでもうまくいかない。
自然にちょっと手を入れてあげて、持続的に維持していく。すべては昔の人がやってきたことだと思います。

うちの新築プロジェクトでも、どこまでできるわわかりませんが、ぜひこうした知恵を少しでも取り入れていけたらいいなと思っています。

追伸:
今回の敷地内にはとっても大きな柑橘類がなっていたり、とても自然豊かな土地で施主が一目惚れしてしまっただけある素敵な場所でした。排水の成果や新築の進捗も楽しみにしています。








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小さな戦力、大きなエール

2024年10月19日 | Pocket project
「小さな戦力、大きなエール」

新工房建設予定地はまずは伐採から。
友人に手伝ってもらいながらも、伐採した枝の処分は自ら。

こうした体力仕事は、とにかく一人でやるとしんどい、複数人だと楽しい、心持ちが全然違うのです。
本日も小さな戦力ではありますが助けに来てくれて、大きなエールとなりました。

今回の建設プロジェクトは、
わかりやすい言葉でいうと「ハーフビルド」
でも単純に行う作業が半分とか施工金額の半分を自分でやるという意味ではなく、
作業の品質上プロにお願いすべきこと、プロの技や機械による作業の合理性、自分の体力や精神力を維持するためのラインなどを見極めながらの、なかなか線引きが難しいことをしながら進めています。
やっぱり見栄えがいいほうがいいとか、ちょっとでも楽をしたいと思うと、業者に依頼するほうに流れがちですが、当然予算もあり、日々検討しながら進めています。

したがってプロジェクトのキャッチフレーズを考えるのであれば、先のハーフビルドが一番伝わりやすいかと思いますが、
違う言葉で言えば、
「バランスビルド」
日本語でいえば、
「いい塩梅建設」 
とかになるのかなと考えています。
(よけいわかりづらい💦)

最初ぱっと見「これできるかな?」と思える作業も、
地道に進めていきながら、ふと振り返ると「けっこうできてるじゃん」と思えることってありますよね。

最初のモサモサ茂っていた木々も、伐採し乾燥させていくと嵩も減りなんだかいけそうな気がしてきました。(写真の枝たちはまだ瑞々しいです)
小さな戦力、効果大です!ありがとう!

「Pocket Project 002」






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収納リフォーム ここに棚があったら、

2024年10月15日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト


連休初日は清々しい秋晴れのもと、作業ができました。



造作カウンターのリフォームのお仕事。
カウンター下が合板で覆われていて利用できていないので、キッチン側は板をはがして中に棚を作りました。

リフォームの難しいところは事前に計画を経てていても、いざ壁をはがしてみると、想定と違ったり新たな問題が出てきたりというところ。
発想とアドリブが試されます。
一時間くらいは壁をはがした前でにらめっこでした。

ご自宅のちょっとここが不便とか、この隙間に棚があったら、という収納リフォームも承っております。お気軽にご相談ください。
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新プロジェクト始動!

2024年10月09日 | Pocket project
暑かった夏の過日、土地を購入しました。
住居も工房も賃貸でしたので人生で初めての経験、自分の土地です。
ここに新しい工房・体験スペースを作っていく計画です。

初めての「自分の領地に自分の城」
ワクワク感もある一方で、実は罪悪感もいっぱい。
なぜか?
それは誰のものでもない地面に線を引いて「自分のものだ」と主張する人間のエゴ爆発なところ。
そしてもうひとつは、この空家大量発生時代、資源枯渇時代にわざわざ新築をするという逆行性。
さらに50歳という大台を超えての挑戦で、15年ほど前の起業時とは体力も違うし家族もいる。
もちろん考え方はいろいろあるし逆の見方やプラスの考え方があることもわかってはいますが、
正直私の心の中では大きな葛藤がありました。

それでもこの方向に進んだからには素直に自分もエゴ人間だということを認め、
これまた人間中心主義ですが、やるからには「精一杯つくろう」「力いっぱい楽しもう」を残りの人生をかけて実践していきたいと思います。
世の中は常に生成発展、明日は今日よりきっといい日になる!

近々yutubeチャンネルも開設し、SNSやブログなどでも、
このプロジェクトの進捗をアップしていきたいと思いますので、
新たなチャレンジを応援していただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。

≪Pocket Project 0001≫
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テーブル木口削り

2024年10月08日 | 【志事】独立を選んでからの日々
前回よりも更にゆっくり動画です。※ブログは動画なしです。すみません。
前回の鉋削りの動画が評判よかったので引き続き鉋がけ動画のアップです。しかも更にスロー😅

今回はテーブルの端、2枚目写真の「ここ」を削っています。
木に詳しい方なら、「年輪の見えるところね」とわかるかもしれません。
そう、年輪が見えるところなので、木の繊維に対し直角に、例えれば切株を削っているような感じなので堅いです。
そのため更にスロー、慎重にです。
ここを削る鉋は刃の角度を厚く、45度に近づけて研いでいます。

なんでこんな面倒なところを削るかというと、使う人の手触りのためです。機械でカットするとどうしても丸鋸の刃の跡が残ってしまいます、これを鉋削りで平らにします。(わかりづらいかも汗)でも、一般の人でも見てわからなくても触ると必ずわかります。それくらい人間の手の神経って繊細なんですね。

その他、テーブルの横の板の内側なんかも家具工房つなぎでは念入りに仕上げてます。
見えないけど、必ず触るところなので。
山桜は繊維が緻密で手触りがいいので是非触れていただきたいです。












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フォレストデー

2024年10月08日 | 【志事】独立を選んでからの日々
木育コーディネーターとして初のお仕事。
大房岬でのフォレストデースタッフとして参加しました。

たくさんの木でできたおもちゃ、どんぐりジーの自由工作、柱にくさびを打ち込んで木製ジャングルジムを子供たちと作り上げてい「組むんだー」など、盛りだくさん!

木槌を打つのが小さい子供は危ないかと思っていましたが、皆とても上手。もちろん注意をしてあげないといけないですが、子供たちの能力は大人の想像以上です。

南房総は森も豊富ですから、野外の遊びと室内の遊びと組み合わせて、より日常で木に触れられる場をもっと作り上げていけたらいいですね!









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五反田信濃屋

2024年10月01日 | 【日記】いろいろ
仕事先からおすそ分けいただいた鳥。

各種焼き鳥に、骨付きもも肉のそぎ落とし盛り!
袋に「五反田 信濃屋」と書いてあり、調べたらけっこう有名なお店みたいで味に納得!(^^)!
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