神沢 ドリルガイド K-801 | |
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神沢 |
皆さんも今まで生きてきて、
長い買い物人生の中で、一度はあるんじゃないでしょうか。
「あーあ、もっと高いしっかりしたモノを買っておけばよかった」
って思うこと。
場しのぎ的な、間に合わせのものなら、
安くて適当なモノでもいいのですが、
仕事で使う道具なら、間違いなくいいモノがいいに決まっています。
私も道具を買うときは、
「迷ったらいいものを選ぶ」
という方針をとってきたのですが、
先週はついついミスを犯してしまいました。
問題が起こった商品は、
ドリルスタンドという、ドリルをつけて主に垂直に穴をあける補助道具です。
商品A
・値段が商品Bより1500円ほど安い
・角度が自由に変えられるので、垂直の他、任意の角度で穴があけられる
商品B(神沢鉄工 K-801)
・値段は商品Aより1500円ほど高い
・角度は、垂直と45度しかあけられない
・写真の見た目は、しっかりしたつくり
この2つの商品、あなたならどちらを選びますか?
結局、「安くて汎用性がある」ものか、「少々高く汎用性は低いがしっかりしてそう」
という二者択一です。
ネックだったのは、ネット通販では、やはり商品の現物を見れないという点でした。
商品Bは、あくまで写真からですが「しっかりしてそう」で、一方Aは、写真から「しっかりしているかはわからないが、逆にしっかりしていないとは見えなかった」からです。
私は、商品Aも「しっかりしているだろう」という期待を込めて、
「垂直、45度以外でも穴があけられて、安いから」ということで、商品Aを注文したのでした。
しかーし、
実際に届いた商品Aを見てみると、
金棒以外のパーツは、プラスチックでできており、いかにもひ弱です。
また角度が自由に決められるぶん、角度設定が難しいかんじでした。
結局使う前から「これは使いモノにならん」
という判断を下し、業者に返品、商品Bと交換してもらう手続きをとったのでした。
届いた商品Bが写真に写っているもので、
アルミダイキャスト製でしっかりしており、角度は変えられませんが、正確な垂直の穴があけられました。
損失は、
「返品送料+交換商品送料+時間」
ということになります。
ポイントは、
「しっかりしたつくり」
であること、
それから、「何に使うか」という目的の明確化だと思います。
ドリルスタンドとして、
任意の角度で穴をあけることもあるかもしれない、あけられたら便利という場面もあるかもしれませんが、
仕事としては、おそらく90%は垂直に穴をあけることが占めるからです。
正確に楽に垂直の穴をガンガンあけられるドリルスタンドのほうがいいに決まっています。
「便利そう」というところに誘惑されたのでしょうか。
あとは「少し安い」とか。
まだまだ人生経験が足りません。
引き出しが4つありますが、引き出しの板を垂直に加工するという初歩的なことに悪戦苦闘しました。
まだ引き出しを組んでいませんが、次なる難関のひとつは引き出しの把手を前板の裏からネジを入れて固定することです。
その穴を垂直にあけられるかどうかが心もとないので、いろいろ調べた結果、神沢のK801-2を注文しました。
これは剛性がありそうです。
ベースを前板にクランプしてから、穴をあけようと思います。
これで少し心配が和らぎました。
結局、私は垂直を出すことに悪戦苦闘しています。