=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

家具作っている人ってたくさんいるなぁ

2010年11月26日 | 【書籍】
real furniture―ともに暮らす家具、そのつくり手たち (別冊・住まいの設計 166)
クリエーター情報なし
扶桑社


って、思います。

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技術革新?

2010年04月20日 | 【書籍】
手づくりおしゃれなフォト雑貨 ―J\'adore!photoZAKKA ~大好きな写真でかわいいをつくるレシピ~ (美術のじかんシリーズ)
mica
技術評論社

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先日、本屋で手にとってみた書籍です。

お気に入りの写真を、
自宅のプリンターで
布にプリントしたり、透明なシールなどの特殊な紙にプリントして、
いろんなものに貼れるそうです。
すごいですね。技術革新って。

木にも貼れるようなので、私の好きな写真と組み合わせができるかな?と。

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100歳の写真家

2009年11月30日 | 【書籍】
日本の写真家 (17) 熊谷元一

岩波書店

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今晩たまたまテレビを見ていたら、伊那谷の村を撮り続けた写真家/童画家の熊谷元一さんのドキュメンタリーをやっていました。

写真が好きな私はついつい見入ってしまいました。
教師をしていた熊谷さんならではの生徒との近くて自然な空気感で撮影された写真の数々は、昭和の記録写真という枠を超えて、「俺もこんな表情撮ってみたいな」と思わせる写真ばかりでした。

本人いわく、いい写真をと狙ったわけではなく、「毎日撮り記録に徹する」という気分でやっていたとおしゃっていましたが、あの表情、あの構図は考えていなければ撮れないものだと、一写真愛好家の私は思っています。

長年教師をやられていた熊谷さんの教育理念は、「子供には必ずどこかひとつはいいところがある。さもなくば神様は不公平だ」という考えで、子供達ひとりひとりのいいところを探してこられたそうです。
そのために、教師と保護者の信頼も固く、「教師が手をあげるとすぐに問題になる」現在の教育環境を憂慮するお話もされていましたが、そうしたお話ができるのは単に時代が違ったという理由だけではありませんでした。
熊谷さんは、小学校の先生のとき、受け持った生徒の掃除の時間の動線をすべて記録していたのです。そんな資料を作ってまでいた先生だったので、自然と保護者との信頼関係も強固だったのでしょう。

今年で100歳を迎えられた熊谷さんがおっしゃっていました。

「100歳まで生きられたのは、本当に周囲のおかげ。家族や友人などの力がなければ、絶対に自分の力で生きられたものではない」

また、大事なことは、
「写真でも絵でも続けること」、現に熊谷さんは100歳になった現在でも写真を撮り、童画も描き続けているのです。

そして、元気の秘訣は、
「朝、軽く一杯やること」
だとか。

素敵な人生に感動しました。

熊谷さんが撮り続けた伊那の阿智村、私も訪問してみたいと思います。

■熊谷元一写真童画館
コメント (2)
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作ってみたい

2009年11月21日 | 【書籍】
(椅子講習会で販売していました)

手づくりする木のカトラリー―自分好みの美しい形をさがす、けずる、つかう
西川 栄明
誠文堂新光社

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「日々雑穀」

2009年11月14日 | 【書籍】
日々雑穀―信州伊那谷「野のもの」の楽しい雑穀料理
吉田 由季子,吉田 洋介
川辺書林

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和箪笥(時代箪笥)の分類

2009年09月20日 | 【書籍】
私の自主制作の第一弾は、「田舎箪笥」です。

「田舎箪笥」とは勝手に名づけました。
私のお気に入りの産直市場グリーンファームの骨董コーナーで見かけた古い箪笥がベースです。
大きく言えば「和家具」です。
赤っぽい色に塗られ、金具があしらわれた衣装箪笥といえば、和家具をイメージしていただけますでしょうか?

でも、私が製作したいものは、そこまで頑丈でなく、そこまで豪勢でない、もう少し質素でやわらかい感じの、農家にもあるような、悪く言えば野暮ったい、普段使いのしやすい箪笥を目指し、「田舎箪笥」と名づけました。
(骨董屋で見かけた箪笥をめんどくさいので2000円で買ってきました↓)


そして、そのような家具を作るためには、和家具の全体像も勉強しなければなりません。
船箪笥や階段箪笥、仙台箪笥など、いろいろと見たり聞いたりしたことはあるものの、それらの関係がわからなかったのです。

それらを大まかに理解した内容を書きますね。

少し勉強してみると、
和箪笥、時代箪笥といわれているものは、
「形態/用途」と「産地」に分けることができます。

前述の船箪笥や階段箪笥、仙台箪笥でいえば、

船箪笥や階段箪笥→「形態/用途」
仙台箪笥    →「産地」

ですね。

もちろん、これらの「形態/用途」と「産地」はダブっていて、仙台箪笥の中の階段箪笥ということになりますし、船箪笥といえば佐渡箪笥という具合です。

でも、ネット上ではこれらが入り乱れているところがありますので、まずは「形態/用途」と「産地」に分類して理解してみたほうが早そうです。

■分類一覧
◎は伝統工芸品指定

<形態/用途>・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○帳場箪笥
○船箪笥
○車箪笥
○衣装箪笥
○水屋箪笥
○階段箪笥
○薬箪笥
○茶箪笥
○刀箪笥

<産地>・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○佐渡箪笥
○庄内箪笥
○米沢箪笥
○三国箪笥
◎岩屋堂箪笥
○仙台箪笥
○二本松箪笥
○近江箪笥
◎松本家具

-桐箪笥系―
◎春日部箪笥
◎加茂箪笥
◎泉州箪笥
◎紀州箪笥

―指物系―
◎江戸指物
◎京指物
◎大阪唐木指物



少々説明を加えますね。

■「形態/用途」別の箪笥の種類

○帳場箪笥
商家の看板として、また金庫として使われたため、非常に豪勢かつ強固なつくりになっていてバリエーションも多い。

○船箪笥
北前舟などの航路が確立された時代、長い船旅の間貴重品を守るために、金具がふんだんに使われ強固かつ豪華なつくりな船箪笥が出現。

○車箪笥
衣装箪笥や帳場箪笥の下に車がついたもので、火災の際に運び出す利便性が考えられている。

○衣装箪笥
最も多く使われた一般的な箪笥です。嫁入り箪笥としても作られる。

○水屋箪笥
水屋とは本来は茶室の隅にある茶器等を洗ったり、置いたりする場所のことですが、そこから台所に置かれ食器を入れたり、食べ物を入れておく箪笥のことを水屋箪笥というようになったらしい。扉はすのこや金網等をつけて風通しをよくした。


○階段箪笥
狭い町屋などで愛用される。それぞれに合わせて作られているのでいろいろなサイズがある。

○薬箪笥
薬店で使われていて、多くの薬を収納できる小さな抽斗がたくさんついている。数が少なく貴重。

○茶箪笥 本来は茶道具を入れる小型の箪笥。

○刀箪笥 刀を入れておくための箪笥。



■「産地」別の分類

以下は、船箪笥が源流と思われる産地・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○佐渡箪笥
船箪笥の最大の産地であり、豪華な船箪笥が中心だった。

○庄内箪笥
船箪笥を中心に、黒漆塗りと欅の衣装箪笥のふたつが有名。

○米沢箪笥
庄内箪笥の影響も受けていますが、金具にはアゲハ蝶か桜など可愛らしいがデザインが多い。

○三国箪笥
福島県の三国は、船航路にあたるために船箪笥の製作が盛んだった。


以下は、商売や生活の箪笥が源流と思われる箪笥・・・・・・・・・・・・・・・・

◎岩屋堂箪笥
栄華を極めた奥州藤原文化という下地があり、漆工、良質な欅材を使った木工、金工の技から素晴らしい箪笥が生まれる。

○仙台箪笥
金具などには龍などが多く、豪華なものが多く使われる。

○二本松箪笥
衣装箪笥などが中心。

○近江箪笥
水屋箪笥が有名。

○松本家具
東北地方とは異なる趣の箪笥が発展。



以下は、今まで説明してきた主に欅を使い赤っぽく金具がついた箪笥類とは異なる「桐箪笥」の産地・・・

◎春日部箪笥
◎加茂箪笥
◎泉州箪笥
◎紀州箪笥




以下は、和箪笥とは少々異なる指物の産地・・・・・・・・・・・・

◎江戸指物
◎京指物
◎大阪唐木指物


※以上は、私見に基づく分類です。
※参考図書「木工指物」、「岩谷堂箪笥」
※参考HP「和骨董 伊吹」 
大変参考になりました。ありがとうございます。写真も掲載されているので見やすいですよ。



■まとめ「箪笥は新しい」

箪笥って実は新しいんです。作り始められたのは意外にも江戸時代以降で、江戸時代中期あたりから浸透しはじめ、各地に産地ができたようです。

じゃあ、それまでの人々は一体、衣服をはじめ日用品をどうしていたかって?

答えは、
「それほど余分なものがなかったので、しまうスペースも要らなかった」
らしいです。
貴族や武士の上流階級はいざしらず、一般の人は毎日着るための服だけあればいいし、食器もお椀があれば事足りたのかもしれませんね。

それでも江戸時代も徐々に庶民の生活レベルも上がり、箪笥などが必要になってきたというこです。

現代人の個人所有物はさらに増え、箪笥をはじめさまざまな収納が必要になっています。
引越しが多い私も、引越しの度に、歳をとるたびに物が増え、「物をもたない人生を送りたい。持つものは人の縁と信頼だけがいいなぁ」なんて思いますが、なかなかそうはいかないんですよね。


◆参考図書



岩谷堂箪笥 (伝統的工芸品シリーズ)
成田 寿一郎
理工学社

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木工指物 (木工諸職双書)
成田 寿一郎
理工学社

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けっこう難しそうです。。。

2009年08月10日 | 【書籍】
現代建築に関する16章 〈空間、時間、そして世界〉 (講談社現代新書)
五十嵐 太郎
講談社

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オークビレッジ通信より

2009年05月13日 | 【書籍】
今月のオークビレッジ通信の「オススメの一冊」欄にありました。全くの受け売りです。私もこれから読んでみます。
ソフトバンク文庫から文庫も出ていたのでこちらを紹介しておきます。

紹介欄にあった「本当に大切なものを見分け、掴み取るには、経験とプロセス、さらには真剣に追求する意欲を必要とする・・・」に共感しました。

パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 (ソフトバンク文庫 シ 11-1)
エーリッヒ・ショイルマン
ソフトバンククリエイティブ

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テレビを見ていたら

2009年05月03日 | 【書籍】
四肢切断中村久子先生の一生 (母と子の人生塾)
黒瀬 昇次郎
致知出版社

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テレビを見ていたら、「最後の紙芝居屋さん」というおじいさんが特集されていて、そのなかで紙芝居の題材として登場した方が中村久子さんでした。
中村さんは四肢がない方ですが、とても立派に生きられた方だそうです。
なんだかとてもためになりそうなので購入しました。

それから、これもまたテレビですが、昨晩の番組で「カナダのアシュリーちゃん」が亡くなったことを知りました。今まで何度か彼女の特番を見てきましたが、すごい方です。前向きです。本当に尊敬します。それゆえ亡くなられたことを知りテレビの映像を見ながら目頭が熱くなりました。


「人生は不満を言うほど悪いものじゃない」

彼女の言葉です。
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パキスタンで出会った本

2009年05月03日 | 【書籍】
草原の椅子〈上〉 (新潮文庫)
宮本 輝
新潮社

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この3月パキスタンを旅行中に出会った日本人の方から紹介して頂いた本です。

「家具を作るならよんでおかなければいけません」

「はい」と答えて、一ヶ月余り。

ようやくアマゾンで取り寄せました。


まだ読み始めたばかりですがとても読みやすいですよ。
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