=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

作業日報 「日曜日の午後」

2010年02月21日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
日曜の午後に学校をのぞくと、
駐車場で先生がタバコを吸っていましたので、
夕方まで作業をしてきました。

他には、SさんとYさんがいました。

写真は、Sさんの折りたたみ文机です。

■2010年2月21日

Ⅵ 加工

・角切り 1h
・天板の製図 1h

計2h

※角切りは、手鋸で切るときは刃の当たりそうな面にマスキングをしてもよい
※横切りで角切りするときは、框に刃を当ててセットし、脚を一本づつ刃に近いところから切っていく
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作業日報「組立ては、いつも焦る」

2010年02月19日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(写真は面取り鉋という鉋です。板の端の角を落として少し丸めたいときなどに使います。ボルトがついていて少々いかついですが、中の鉋が分離できて小さめでカワイイ鉋です。)

本日はどうにか組み立てまでいくことができましたが、不慣れなため接着剤との時間の勝負もあり組み立てはいつも焦りながらやることになります。
ボンドを均一に塗り、
組み合わせる框を間違えずに、
特に鏡板などをはめ忘れずに、
なによりも、端金をどう締めるかを冷静に行わなければいけません。

焦ったときほど冷静沈着に対応したいものです。


↑クランプの締め方
ポニー+端金でやるとポニーの上に当て木がおけて作業しやすいです。


■2010年2月19日

Ⅵ 加工

・各部材の仕上げ削り 2h
・面取り 1h
・内側の素地調整 1h
・組み立て 1h

計5h


※組み立て後は、柱の角を逃げた直角の合板で90度を確認する
※面取り鉋は研ぎなおしで出し入れすると寸法が変ってしまう恐れがあるので、他の鉋で荒取りして面取り鉋で仕上げる
※框の中間に傷があった場合、両端のほぞ部分は削らずに真ん中を削ることはできる
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作業日報 「泣いても笑ってもあと10日」

2010年02月18日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
3月6日に、われわれの作った家具が展示販売される技専祭があるのですが、それが私達の集大成。実質、学校の訓練はそこまでです。
その技専祭まで登校日が今日入れてあと10日なのでした。

もともと長いとは思っていませんでしたが、
それでもあと10日って言われても、とても信じられない感じです。

ですが、あと10日なのです。

悔いを残さぬよう頑張りましょう!


■2010年2月18日

Ⅵ 加工

・鏡板の仕上げ(削り、素地調整)2h
・底板のカット(柱部分のカット)1h
・脚のテーパー切り 1h
・脚の鉋がけ 1h

計5h

※鏡板の裏は先に仕上げ削りをしましょう。台形に切ってしまってからでは削りにくい。
※鏡板ははめる前に塗装するのがベスト。縮んだ場合に塗装していないところが出てしまう恐れがある。
※一度仮組をしたときに、
→隙間などがあればきちんとチェックしておく。(底板の大きさを切る際に、隙間があれば胴付き間の距離に少しプラスしなければならない。)
→馬乗りの框の位置に印をつける(鏡板の台形のラインを合わせることができる)
※底板の合板の木目も、天板に倣い横方向とする。

※底板の柱部分の墨つけ
1.片方の胴付に合わせ、飛び出し分の長さを測る
2.飛び出し分の半分の長さを毛引きにして、胴付ぴったりのサイズを墨つけする

1の図

2の図
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作業日報

2010年02月17日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(写真は、「毛引き」という道具で、一定距離離れた線を引くのに大変便利な道具です。現在作っている框組という方法ではいくつもの毛引きを使うことになります。昔の人は、ほんといいものを発明してくれました。)


■2010年2月17日

Ⅵ 加工

・横框の面取り(ルーターマシン)1h
・鏡板の小穴あけ 1h
・鏡板の斜め加工 1h
・底板の貼りあわせ 1h
・底板の小穴あけ 1h

計 5h

※鏡板の小穴あけの基準線は、内側の線で
※鏡板の小穴あけでホゾが削られてしまうのを逃げる場合は、ルーターマシンもあり(今回はホゾ11ミリのうち4ミリを残して削りました)
※鏡板の斜め加工は、木口側を先にやる
※鏡板の斜め加工は、小穴の幅ではさまり、底に板がつかないように調整して加工する
※底板の小穴の位置は、小穴の幅以上は残す
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作業日報 「組みあがりました」

2010年02月17日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(とりあえずドレッサーの柱と框を仮組みしました)


■2010年2月16日

Ⅵ 加工

・馬乗りのホゾ加工(ホゾ取り盤)1h
・馬乗りのホゾ加工(ホゾ切り部)1h
・残ったところを角ノミで荒取り、ノミで落とす 1h
・馬乗りの面取り(ルーターマシン) 1h

計 4h


※ホゾ加工をしたら、まず確認するのは対応する部材の胴付き間の距離が一致するか
※角ノミを締めるレンチは忘れずに外しましょう。飛んで危険です
※幅広な板を削るために手押し鉋の部品を外した場合、台を上げすぎると刃と接触するので注意(Yさんの事例)
※面取りのルータービットは大きいほうが周速が早くきれいに削れる
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作業日報 「たて、よこ、ななめ、うえ、した」

2010年02月15日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(Sさん、Yさん合作のダイニングテーブル。シンプルでかっこいいですね。素材はタモです。)


■2010年2月12日

Ⅵ 加工

・面腰のホゾ加工 4h
・馬乗りのホゾ加工(ホゾ取り盤)2h

計6h

本日は、馬乗りという組手を加工するために、ホゾ取り盤の使用方法を先生にレクチャーして頂きました。

この機械は、
一発通すだけで、ホゾが完成するというスグレモノの機械ですが、
なんだか扱い方が複雑そうでとっつきにくそうです。
しゃがんで見てみると、
まずは丸鋸がブンブン回転し、
その後に上と下から、ごつい円盤に角度がついた刃がささった鋸がギュルンギュルンいって、
最後に45度のこれまたごつい刃がついた鋸が削りとっていく仕組みになっています。

この様々な鋸を各所のハンドルを回してセッティングしていくのですが、
このセッティングが結構大変。
少し調整しては試しに切ってみて、また少し調整するという完全なアナログ式です。
所定の寸法を「ピ、ピ、ピ」と入力して、というわけにはいかないのです。

しかし、一度セッティングすれば、後は通すだけでいいのですから簡単です。
この機械は家具というよりは建具屋さんで使われていることが多いようですが、
決まった寸法の材料を大量に加工するときには重宝しますね。
私の場合、とりあえず使用方法がわかっただけでよしとしましょう。



※ほぞ取り機でも、基準面はひとつにしましょう。
※面取りは、ほぞを全て並べて際鉋で、下側に向けて削りましょう。
※面腰の段欠は内側もダレずに掘りましょう。ホゾ側の段をチェックするときに使えます。
※馬乗りの面は、面腰の面より必ず小さくしましょう。
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作業日報 「面腰」

2010年02月13日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
2010年2月12日

Ⅵ 加工

・墨つけ 1h
・面腰加工 2h

計3h


本日は写真のように、面腰といわれる加工を行いました。
通常は機械で加工することが多いですが、今回のドレッサーは框に比べ柱が太いために、機械を効率的には使えないので、手加工で行うことになりました。

完成すると、こんなイメージになります。


※開けた穴には埋め木を入れてから加工しましょう。
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作業日報 「一理ある」

2010年02月10日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(2010年2月10日)

Ⅳ 木取り

・木取り 2h

Ⅴ 木作り

・木作り 2h

Ⅵ 加工

・墨つけ 1h

計5h


現在は講師3人に加え、校長先生も参加してくださっているので計4名。
たまに異なったやり方を教えてくださる時もありますが、それぞれに一理あって大変勉強になります。

たとえば、本日木作りした4本の脚。
同じ材からとったとはいえ、それぞれに木目や木の強さが異なるので、
どこにどれを使おうかと悩むのも、また自然素材を使った木工の楽しみのひとつです。

今回は、少し板目の入った脚を前にしましたが、
この板目を内側にするか、外側にするかというのもひとつの考えどころ。

ひとつは、内側にして木目が合わさるようにするデザイン性重視の方法。
もうひとつは、板目のほうが芯に近いところで固い性質のところだったため、傷がつきやすい外側に板目の部分を持ってくる方法。
結局今回は後者にしました。

それ以外にも、どこを基準に墨をつけるなどいろいろとやり方がありますが、
それぞれ一理あるところが大切です。
柔軟な姿勢を持ちつつも、自分のやり方を探していきたいと思います。


※白書きは、指の腹で抑えるようにして引く
※白書きは、一回目は弱く、二回目は強く
※框の現物をあてて墨をつけていく
※脚は一本目は墨を回してつけ、2本目からはクランプでとめて写していく(その際長めのスコヤがあればまとめてできるので便利)
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作業日報 「新たなる課題」

2010年02月09日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
2010年2月9日


Ⅲ 製図(木取り表)

・製図 4h

計4h


箪笥の完成に息つく暇もなく次の課題へチャレンジです。
周囲のみんなはより一層エンジンがかかって、ガンガン作っているのですから。

私の次の課題は、「ドレッサー」にしました。
蓋を開けると鏡が出てくるシンプルなタイプを、框組で作成してみようかと思います。
お楽しみに。
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やっとこ完成!

2010年02月08日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2010/2/5

Ⅷ 全体加工

・金具付け 3h


計3h

やりました!
やっと私の田舎箪笥が完成しました!
(まあ、正確には一個だけ抜けている小さな抽斗の上塗りの修正がまだ終わっていないのですが。。)

長い道のりでした。
「モノづくりをした」って感じですね。
まったく採算は合っていませんが。
さて、これから工賃を合計して、いったい何十万円の箪笥になったのか計算してみたいと思います。
怖い、怖い。。。。。
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