餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

ミステリとSFの垣根

2010-06-06 23:45:11 | 本と雑誌
SFって実はほとんど読んだことがありません。「復活の日」も「日本沈没」の映画も見ていません。「復活の日」をようやく最近読んだくらい。が、たまたま行った古本屋さんで帯の小松左京さんの言葉に引かれて「日本沈没」をいろんな漫画家さんが描いたアンソロジーを買って来ました。特定の県だけが沈むという無茶苦茶な話で楽しかったです。でSFが多少は好きな友人に貸したら「今神戸文学館に『日本沈没』の生原稿来てますよ」と教えてもらいました。それで行って来ました「SF幼年期と神戸」。入ってまず驚いたのは第14回日本SF大会のポスター。桂米朝…何で?見て行くとその時の記事がありました。桂米朝「地獄八景亡者戯」口演小松左京対談・・・見てぇ。何をやっている小学生の自分、神戸に行ってこれを見ろと言いたい。調べてみると口演の前に小松左京さんとの対談、甲斐甲斐しくお茶子をしていたのは筒井康隆さん。宝物のような高座です。いいなぁ。「日本沈没」って日本推理作家協会賞をもらっているんだ。へぇ。
東野圭吾選「スペシャル・ブレンド・ミステリー謎001」読了。ベストじゃなくてブレンドというのがミソ。「仕方ないだろ、俺が好きなんだから」と言う味が良いです。あ、お茶子が入っている。にこにこ。