餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

六月十六日は和菓子の日

2010-06-14 23:54:14 | 本と雑誌
Wカップの中継が流れると蚊が鳴いているのは何でだろう?Wカップよりはやぶさのカプセルが回収されたか気になる今日この頃。よく戻って来ました。
中山圭子「和菓子ものがたり」読了。
和菓子の歴史の本です。甘いお菓子の歴史が意外と最近です(と言っても江戸時代)。砂糖がなかった時代にもお菓子はあったのね。
ひな祭りの菱餅が三色に広まったのは明治以降らしいですが、厄除のため草餅を食べる習慣はあったようです。草餅は後によもぎ餅になりますが、以前は母子草(春の七草の一つゴギョウ)でした。母子草を入れて餅をつくことが、母と子を連想されて縁起が悪いということでよもぎに変わっていったようです。誰だ、そんなスプラッターな想像したのは。


1個3000年

2010-06-14 00:01:25 | アート・文化
「彩 ~鶴澤派から応挙まで~」に行って来ました。応挙の師匠が属していた鶴澤派とその時代の展覧会です。何だか中国文人画が多そうでした。花鳥風月は好きだけどおじいさんの絵を見てもそんなに楽しくないなぁとどうしようか考えていましたが、今日までだし行けそうなので思いきって行って来ました。
おおっ大乗寺の「龍門鯉滝図」が来ていました。遠目に見るとただのストライブですが、近寄ると滝を登る鯉が透けて見えています。大乗寺に行った時見れなかった「波上白骨禅像」や「王義之・龍虎図」もありました。猫背の虎がかわいい。鶴澤初代と同時代の山本素軒の「夏木渓流図屏風」が綺麗でした。鶴澤派は弟子が多く育ったのにこっちの系統は続かなかったと。色々あるのね。
今ちょうど和菓子の歴史の本を読んでいるのですが、蓬莢山や西王母の絵を見て文化ってつながっているのねと感じたり。関西の正月飾りに蓬莢飾りや蓬が嶋というすごい和菓子があったり、西王母と言う桃型の饅頭があったりします。ちゃんと話を知っていたら面白いのねきっと。