美術展はしごの旅か

「三木翠山展」「没後２０年 具体の画家-正延正俊」「阪神間で活躍したグラフィックデザイナー今竹七郎」「わたしのマーガレット展」に行って来ました。
「三木-」ポスターの美人画にひかれて行きましたが、竹内栖鳳さんのお弟子さんなんですね。栖鳳三は写実という感じですがこの人の方が古風な気がします。でも風景がそっくり。おおっ垂らし込み。新しい東海道五十三次を書くというので写真家や芸子さん髪結いさん…大勢で取材に行っています。実際の絵より写真の芸子さんの方が美人だ(こらこら)。最後のスケッチ集に金魚を見る舞妓さん、金魚を見る着物美人、金魚を見るカフェの女給、うぉおおおおお。これの作品はないのかっ。図録には収録なし。残念。
「正延-」試し書きが作品になったような作品です。この時代にあった絵の具を垂らしたり、ラジコンで書いたりするのは意図しない線を期待しているんだと思います。これは少なくとも筆で書いているので意図した線のはず。でも書き取りの宿題のように何度も書くことで頭でなく手に覚えさせて自動書記っぽくするみたいな。ラインやタッチで面を埋め尽くす。何もない部屋があったら飾っておきたいような作品でした。
「今竹-」知らないと思ったら近江兄弟社のメンソレータムの人でした。あと輪ゴムのオーバンドのパッケージとか。よく見てたのね。
「マーガレット-」何のかんの行ってよく読んでいたのねと。最後にオスカルとアンドレの等身大フィギュアがありました。アンドレの最後のシーン…一緒に写真を撮れるようになっていましたがこれは恥ずかしいよ。
新くら智か「志信さんと僕の謎解きペットショップ」読了。
ペットの問題に挑んでいます。犬猫ばかりかなと思ったら意外とランチュウが多くてホクホク。いい話に出会いました。