「松方コレクション展 -松方幸次郎、夢の軌跡-」を見て来ました。
しばらくは平日ゆっくり見に行けると思いましたが、まあ古い黒っぽい洋画なのでそんなに人がいないだろうと(おいっ)。すみません。混雑していました。何ですかこの品揃えは。日本に本物の西洋美術を知らせるべく、美術館を建てようとヨーロッパで精力的に美術品を収集。しかし、金融恐慌で日本に来た1300点は散逸、関税の関係でフランスに残された絵画・彫刻370点は第二次大戦をくぐり抜け。戦後に交渉の結果フランスから「寄贈返還」されたものの、19点は帰らず。この帰らなかった作品がやはりすごいです。ロートレック、ピカソ、モネ、ロダン。返さなかったはずです。代表作ですよ、これは。バーン=ジョーンズやムンクまである。昨日描いたような鮮やかな絵もありました。美術館作って欲しかったです。造船不況か・・・心に刺さります。
西澤保彦「ぬいぐるみ警部の帰還」読了。
どうみても顔だけで優秀でないぬいぐるみ好きの警部が事件を解決するという楽しいシリーズです。シュタイフはともかく、企業物のノベルティまで詳しいとは。