餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

並んだ並んだ9枚揃

2018-04-18 22:23:50 | 映画

「江戸の戯画」と映画「海辺の週刊大衆」に行って来ました。

「江戸の-」これは今年一番行きたい展覧会です。なんと国芳の金魚づくし9枚揃い踏み。もうよだれダラダラものです。しかも全部見られるのが前期だけ。勇んで行って来ました。規模は大きくないのですが、面白いです。鳥羽絵に始まり北斎、国芳、暁斎など滑稽画が一同に。大阪って昔からコテコテだったのね。怖いはずの地獄絵が歌舞伎役者が大根と煮られていたり、人形師が人形代わりに鬼に操られたり。暁斎は蛙が可愛い。国芳の金魚づくしはもう最高です。色がとにかく綺麗。いいもの見ました。そしてグッズに散財。もう仕方ないよね。

「海辺の-」無人島に漂着。しかしあったのが週刊大衆1冊。これでどう乗り切るのか。シチュエーションコメディになるのでしょうか。もうあの手この手の妄想を膨らまします。よく長編映画にできたなと。すごいです。結局袋とじは開けたのか。謎です。

野崎泉・編「戀愛譚 東郷青児文筆選集」読了。

前半は本人がモデルのような短編、後半はエッセイです。フィクションが本当のようなファンタジーのような。おじさんが達者な少女に騙される話が多いです。これがコメディだったらもう赤川次郎です。しかも騙されるのを楽しんでいるかも。かわいい子に翻弄されたいのね。いい趣味です。これを読んでいたから東郷青児展がだいぶん楽しめました。