餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

鮮明さと曖昧さとを

2018-05-03 22:56:40 | アート・文化

「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展」と「パリ凱旋・傘寿記念 与勇輝展 創作人形の軌跡」を見て来ました。

「ソール-」あ、シャッターチャンス見逃したとかピント間違えたとか、一瞬そういう写真かと思ってしまうほど色々外しています。とにかくそこにピントを合わすかと驚かされます。雨で曇った室内が好き、雪や雨の日の傘が好き。ラボのアシスタントが「もう傘は沢山!」と言った時「私は傘が大好きなんだ!」と。大好きならしょうがないですね。でも色が綺麗なんです。ただのおかんメールではないようです。

「与勇輝展-」2018年2月にパリで開催した展覧会の帰国記念展覧会です。初期から現在までの人形が勢揃いしています。着物の女の子を思い浮かべますが原点はヨーロッパ昔話の世界なんですね。そういえば昔妖精の写真集があったような気もする。憂いのある表情が魅力的です。指の表情がすごい。布とは思えない精密さです。でも瞳はふんわりと見つめています。