「第73回 春の院展」に行って来ました。
招待券をもらったので友人に行く?と聞いたらショーウィンドウとかアジアっぽい女の人とか金魚ですね、と言われました。いや、金魚はめったない。猫は多いけど今回は3点くらいかな。
院展の日本画はいいです。どこにかけても邪魔になりません。色が綺麗だし落ち着く。風景でも物でも花鳥風月でも。今回も中神敬子さんの作品が来ていました。おそらく展覧会で一番薄い絵。院展の作品の多くはセメントのように絵の具が盛ってあったり、胡粉が膨らんでいたりします。この方は白を使っていない。下地にベージュで白い部分を抜いて描いてあります。今回も花の絵でグリーンが少しありました。続けて欲しいです。
辻村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定」読了。
大学生の正義は酔っぱらいに絡まれた美貌のイギリス人リチャードを助けました。彼は宝石商で正義は祖母が持っていた宝石を調べてもらう事にします。後にリチャードの店でアルバイトすることになり、色々な謎に出会うことになります。
ジュエルミステリーっていいですね。ヴィジュアル的に美しいです。