映画「ブータン 山の教室」を見て来ました。
ブータンはすべて山の中、と思っていたら都会もあったのですね。ポスターを見て山の学校の女の子が主人公かと思っていましたが主人公はブータンの首都ティンプーに住む若者ウゲン。一応教員ですが留学で歌手を目指しています。そんな彼が派遣されたのが辺境のガザ県ルナナ村。バスで１日そこから徒歩で６日。携帯もつながらない、電話もない、電気はほとんど停電しています。先生が来たと村人が総出で迎えてくれます。学校へ着くまでが長い、けど学校に来る生徒のキラキラしていること。ヤクがとても大切にされています。そして村人全員が歌の達人。村の光景に癒されます。貧しくて美しいだけの村ではありませんが、皆子供には学んで欲しいと思っています。すぐ帰りたかったウゲンですが子供達の熱意に教師を続けることに。しかし冬になると道が閉ざされるので早めに帰らねばなりません。ウゲンはどうするのか。
予定調和にならないところがいいです。国民総幸福の国でも若者は外を目指すんだなと。でも外に出ないと自国の良さもまたわかりませんよね。