望月麻衣「京都船岡山アストロジー」読了。
新刊の棚にあって思わず目が止まりました。何故船岡山?ちょっとした山はありますが、全然有名じゃないと思うのですが。読んでいてあるレトロな喫茶店が浮かびました。あれがモデルかなと。そばに創作和菓子で有名な日菓があったけどまだあるかなと。
高屋誠は憧れの耕書出版に入社。そして希望していた文芸雑誌編集部に配属されたのですが、1年で大阪支社に移動になります。しかもこんな雑誌があったのかと言うキラッキラのティーン向け雑誌に回されます。しかも苦手な占いと向き合うはめに。Webの公募小説もまかされますが優秀作の語彙の無さに目が点に。面白いです。そのひどい話しが次第に気になって。
あとがきを読んでいたらやはりその喫茶店がモデルみたいです。万城目さんと門井さんの建築探訪に出ていたような。日菓さん閉店しているみたいです。
「劇場版 きのう何食べた?」を見て来ました。
内野さんすごい。堂々たる乙女っぷりです。だんだん可愛く見えて来る。シロさんは常に通常営業だけど、自分が嫉妬しているのに驚いているのが新鮮。迫られるとかわしているのが楽しい。料理は文句なしに美味しそうです。さりげなくフォローしてくれるスーパーのおばちゃんが素敵。ちょっと変わった設定なので人が少ないだろうなと思って行ったら混んでいるのに驚きました。老若男女いるよ。広い層に知られているのね。
野沢佐和「『二桁九九』で眠る」読了。
これは数学の本ではありません。脳トレの話かもしれないけどそうとも言い切れない。図書館の分類は健康法になっていました。なるほど。コロナ禍におけるエッセイ集かもしれません。「『二桁九九』で眠る」「睡眠を測定する」「コロナ禍 2020」の三部から成っています。
寝ないといけないという強迫観念が眠りを遠ざけます。人間は色々なことを同時に出来ますが考えることは一つしかできません。そこで九九をすることで強迫観念を排除します。二桁といっても二桁×1桁です。11の段、21の段、31の段…などは簡単です。それでも難しいと思ったら10の段、20の段…がさらに簡単です。答えは合っていなくてもいいです。計算出来なくなったら眠りかけている証拠です。眠りましょう。そこで間違っていないかムキになると目が覚めていまいます。各段の読み方が巻末ついています。二桁だと十の位を一時記憶に入れないといけないのがいいみたいです。眠れないときは試してみよう。