映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」を見て来ました。
大阪高槻市にある「JT生命誌研究所」の活動を伝えるドキュメンタリー映画です。屋上にある蝶の為の食草園を中心としたドキュメンタリーでした。蝶は花の蜜を吸うので葉っぱは食べません。しかしちゃんと幼虫の好む葉に卵を産みます。どうやって味を見ているのかとか、虫こぶを作るのに虫が植物の遺伝情報を利用しているとか、ファーブルとダーウィンの関係とか色々興味深い内容でした。
イベントとして蝶に餌やり体験とか幼虫に触ろうとかしていたのに参加させてもらいました。網で囲った空間に色とりどりの蝶がいます。ポカリスエットをしみこませた綿棒を蝶の頭に近づけると吸ってくれます。が、かっこいい黒アゲハは全然吸ってくれない。地味な蝶はよく吸ってくれます。前の人たちがみんなこの子にご飯をあげたのねと。幼虫は透き通るようなエメラルドグリーンの子を触りました。オオムラサキの幼虫も。とても楽しかったのですが、本来夏休みの子供のためのイベント。それが想定した親子連れは1組だけ。あとは全員おじさんおばさんでした。来ていた男の子とお父さんにあなたのような人を待っていましたとスタッフさんが。すいませんね。おばさんで。うん、良かった。さすがに子供が多かったらこんなにはしゃげなかったから(はしゃいだんかいっ)。