餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

私、失敗しないので

2024-12-22 02:28:46 | 映画

「劇場版 ドクターX」を見て来ました。
ドラマを見たことはないのですが、今回は大門未知子がいかにしてドクターXになったかも追っています。あんな修羅場で手術していたらうまくなるしかないのか。いつもメロンを持って行く神原さんがうさんくさくていいです。一瞬だけ院長になって浮かれていた海老名さんの三日天下ぶりもいいです。面白い人が揃っているし西田さんが悪役なのにいい人になっているのもいい(何故そこだけ役者名?)。足裏のへのへのもへじ、両方に書いてもよかったかも。手術中に着く血がリアルでした。
真波潜「生贄第二皇女の困惑 -敵国に人質として嫁いだら不思議と大歓迎されています-」読了。
フェイトナム帝国は属国だったバラトニア王国と戦争をして負け、バラトニアを独立国と認めたのが昨年。和平条約の項目にフェイトナム帝国の皇女を嫁に寄こすようにというのがありました。そこで白羽の矢がたったのがフェイトナム帝国の落ちこぼれ第二皇女のクレア・フェイトナム。家族内でも冷遇されていたクレアはいざとなったら殺されるのも覚悟でバラトニアへ。でもいざ着いたら自分の家以上の待遇。すっかり居心地がよくなります。フェイトナムとバラトニアは交易があったものの禁止されていたものが知識。紙と本は輸出禁止でした。クレアが執務室を訪れると紙がないので木簡と洋紙費が行きかって机の上は山積み、資料棚パンパン。独立したのをいいことにクレアは隣の国から紙と製紙工場を買い取ります。インクを改良し木炭を削り鉛筆にして。クレアが出来損ないの令嬢だったのは淑女教育がダメで勉強ばかりしていたから。本の持ち出しは禁じられていましたがクレアの頭に全部入っていました。クレアがあれこれ改良し始めて、驚いたフェイトナムの王である父はクレアを暗殺しようとします。ひどい。
まあ上流階級が嫌がるのは平民が知識を身に着けることです。日本も昔の図書館はわざと使いづらく索引の小説の作者名が全部本名になっていました。フランスの人が「ベルサイユのばら」をけしからんと言ったとか、市民が歴史を知ってしまうと。知られたくないのね。今の日本って素敵。知ろうと思えば知れます。嘘も本当も。まあ偏るかもしれませんが。


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