映画「八犬伝」を見て来ました。
南総里見八犬伝の世界とそれを書く滝沢馬琴のパートが交互に描かれます。すごい構成だなよく考えたと思ったら山田風太郎の「八犬伝」が原作らしいです。それにしてもすごい。八犬伝だけで壮大な話なのに、馬琴のパートも入れるとは。146分と長めですが、それでも物語はサクサク進みます。だいたい滝沢馬琴が八犬伝を書くのに28年もかかったというのを知りませんでした。滝沢馬琴自体の人生も壮絶。葛飾北斎がちょいちょい遊びに来ているのも面白い。存在感があったのは鶴屋南北。虚と実が入れ替わる世界で、馬琴と真反対の価値観を持ちます。だから恐ろしい。八犬伝を子供向きの読み物と思っていたのが申し訳ないです。小学生の頃夢中になりましたから。最後は目が見えなくなって息子のお嫁さんが書いたというのがすごい。字も書けなかったのに必死で覚えていました。一番すごかったのは奥さんの寺島しのぶか玉梓の栗山千明か悩みますけど。どちらも敵に回したくないくらい怖かったです。
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