地底人100物語

相手にとって不足なし

草津温泉「高砂館」(群馬)

2021年09月05日 | さらば愛しき地底人
草津温泉「高砂館」

新たな地底人による地球侵略が頻発する一方、静かに地底に消え行く地底人もまた少なからず。
そんな消え行く地底人たちのかつての雄姿に乾杯!

今回旅人が旅装を解いたのは草津温泉にある「高砂館」。
草津温泉の主な6つの源泉のひとつ「地蔵源泉」を利用している宿だ。

4階建ての鄙びた佇まいで、通された部屋も昭和の薫りがするものだった。

部屋で一服したら温泉へ。
まずは小浴槽から。


湯舟は小さく3つに区切られていて、それぞれ1人くらいのサイズ。
見た時は気づかなかったが、写真を見直すとけっこう湯の色に違いがでている。
熱い順に中>右>左。
沈んでいる湯花の量が影響しているのかな?
湯の温度は、パイプに突っ込まれた木の楔の締め具合で湯量を調節し調整する。
共同浴場の地蔵の湯は、もう少しニュルニュル感があったような気がしたが、どうだろう。

いったん部屋へ戻り休憩。

次に向かったのは男性浴場。

変形ひょうたん型の湯舟。
奥にRのついた腰掛がある。
ここに腰掛け、へそ湯の状態で体への負担を抑えながらの入浴もできる。

こちらもパイプに楔を入れて湯量を調節。
先客が湯量を絞り過ぎていたのか温めの設定。
それではと楔を抜いたら、白い湯花とともにドバーっと注入!
熱さも戻り大満足。
静かに地蔵源泉を味わえるのはいいですね。
ちなみに画像には映っていないが、青い浮き輪が壁に。
もしかしたら、浮き輪を使った特殊な入浴秘儀があったのかも。

さて夕食はこちら。

朝食はこんな感じ。



群馬県吾妻郡草津町大字草津297
TEL 0279-88-XXXX

2004年10月の雄姿。

2014年夏閉館

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