湯たんぽは、敷布団の下、タタミとの間に入れると、暖かくて安全である
ことは前回述べた。
ふとんの中がどのように暖かくなるかを観察してみた。2月17日~18日。
21:00 敷布団の下、タタミとの間に湯たんぽを入れる。
23:00 湯たんぽ周辺のふとんの温度は26℃になる。室温10度。
就寝する。
24:00 ふとんの中の温度は37℃に上昇。体温とほぼ同じとなる。
ふとんの中はホカホカとして快適。
05:30 までの間、湯たんぽ周辺は常に36~37℃を維持。
湯たんぽから離れた位置で27℃であった。
室温は9℃であった。
このデータから、推測できることは湯たんぽ周辺の温度は、就寝した後、
自身の体温が加わって温度が上がり、26℃から37℃に達したと推量できる。
その温度が身体を温め、ふとんの中全体の温度を27℃に高めたものと思われる。
その理屈はともかく、湯たんぽ周辺の温度は36~37℃で安定し、低温やけどの
心配ない温度を保ち、暖かな快適温度が得られた。
部屋の環境、ふとんの種類、湯たんぽの湯の温度、室温などの諸条件にによって
この結果は異なるに違いないが、関心のある方は実験されては如何だろうか。
(上記実験は、無暖房の寝室・綿敷布団+マットレス:羽毛ふとん2枚がけの時。)