大体、年月が経つにつれて、テメェの手元におくシンバルってのは限定されてくるものである。
個人の話で言えば、オレはPAISTEが主軸。
ハイエンドクラスではなく、ミドルクラスに落ち着くが、それでも欲しい鳴りはちゃんと得られている。
あとそこから続くとなると、MEINL、UFiPとなってくる。
前者のMEINLも主にミドルクラスなんだが、昔から使い勝手が良いと感じていたため、新たに興味をそそる様なモデルが出てきたら、都度試している感じだ。
というか、このメーカーは実際新作出るとなると目に余るくらい一気に出てくるんで、情報が煩雑しかねん(苦笑)。
ソレに対して、後者のUFiPも新作が出てきてないワケではないが、シンバルのシリーズ量数としては、個人的にはMEINLよりも焦点は絞りやすいかなと思う。
まァ今でも知る人ぞ知る、なメーカーだからなァ、日本でも。
使えるケド、国内での取り扱いの量数がどうしても限られてくるし、お手頃とも言い難い価格なだけに(ここら辺は、昨今のシンバル市場と比較すればフラットになってきているとはオレは感じるんだが)、イタリア産というのも相俟って、未知のシンバルの雰囲気は強いから尻込みしてしまうのも無理はないんだよな。
外観も、正直言って「地味」という印象だよな。
所謂、ISUTANBULとかの系列に於ける「渋い」という感じではない。
ま、そんな中でも良い味を出しているモデルは、UFiPにもあるっちゃある。
昔から使用しているTigerシリーズはその典型ともいえるし、今回取り上げるやつも、目を引く外観であるのは間違いない。
FXシリーズの、18Power China。
ブリリアントフィニッシュに、ブルーカラーのロゴが眩しいデザインは、目を見張る。
元々、このモデルはBIONCという、UFiP随一のヘヴィ系シリーズとして出されているチャイナシンバルに該当する。
メーカーでは現在、チャイナとスプラッシュは全てFXシリーズとして統合されており、それぞれにモデル名が存在しているが、シンバルのデザインとロゴの在り方により、どのシリーズに属しているものか判別ができる。
なので、このPower Chinaも、仕様としてはBIONICのチャイナと言っても特に問題は無い。
純粋にシリーズの括りであった時代のモデルと、FXになってからのモデルでは、若干デザインに変化は出ているので、必ずしもそのままというワケではない。
とは言え、
鳴りに違和感は全く無い。
中低~中高域をメインに、倍音強めに響かせるその鳴りは、金属的でもあれば柔らかくもあり、メーカー特有の、サスティーンを抑えた乾いた響きにより、鋭くもある。
この聴こえ方は、UFiPチャイナ全般で共通している点であるが、このPower Chinaになると、やはり突き抜け方は一味違ってくる。
BIONICはバンドアンサンブルでも埋もれない音鳴りが何と言っても魅力で、だからこそ聴こえてくるサウンドを楽しめるというのが演奏者として嬉しい響きとなる。
ビシバシと決まる鳴りが、しっかりアクセントとなって気持ち良いんだよね。
そんなこんなで入手していったら、このBIONICも、ケッコー枚数揃ってきてるんだよな。
正直、あとクラッシュ2枚で、少なくとも普通のセット分は完備できてしまう(笑)。
ここまでくると、ちょっと頑張って揃えてみようかなーとは思ってしまうが・・・クラッシュはまだ考えたい。
BIONICはウェイトを選択できるが、正直なところ、Mediumくらいで良いとも思っている。
ガッツリとしたHeavyも捨てがたいが、持て余しそうな気がするんだよな。
揃えるのは、まだまた先の話になりそうだ。