Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/5夜遅く すばる食(すばるを月が隠す)

ボーデの銀河

2012-02-26 19:30:00 | 夜空のコラム

先週、ガラッド(ギャラッド)彗星を撮影した夜、こんな天体も写してました↓

【M81とM82銀河】
 キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡(F2.8)
 赤道儀架台使用 ISO800 総露出時間50分(5分露出×10コマ加算合成)

18世紀にこの天体を見つけた人の名を取って「ボーデの銀河」と呼ばれています。

上側に写っているのがM82銀河で、中心が爆発したような姿をしている特異銀河です。

下側に写っているのがM81銀河で、こちらはとても均整の取れた美しい渦巻銀河です。

空の暗い所では手で持てるレベルの双眼鏡で存在が確認できます。

おおぐま座に見える天体で、どちらも我々からの距離は約1200万光年。

銀河系からは比較的近いところにあります。

ほぼ同じ距離にある銀河としてはこんな銀河もあります↓

【NGC4236銀河】
 キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡(F2.8)
 赤道儀架台使用 ISO800 総露出時間50分(5分露出×10コマ加算合成)

こちらはりゅう座に見える天体で、妙な格好をしてますがこれも渦巻銀河の一種です。

ボーデの銀河よりも暗い天体なので、残念ながら小型双眼鏡では見えません。

ところで銀河という天体は、いくつか集まって群れをなしていることが多いのですが、

ここで紹介した3つも実はかたまって存在していて、「M81銀河群」と呼ばれる

グループを形作ってます。

ちなみに我々のいる銀河系も銀河の一つで、お隣にあるアンドロメダ大銀河M31や

さんかく座の銀河M33などと共に「局部銀河群」という別なグループを形成してます。

で、これらの銀河群は「おとめ座超銀河団」というさらに大きな一団に属していて、

その広がりは直径2億光年もあるそうです。

ということで、自分がいるところは・・・

おとめ座超銀河団 - 局部銀河群 - 銀河系 - オリオンアーム - 太陽系 -
第3惑星・地球 - 北半球 - 東アジア - 日本国 - 本州 - 関東地方 - 東京都

ってことになります。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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hiro [2012年2月27日 23:56]
 こんばんは
 色々な銀河群、こんなにもきれいに見えるんですね。
すばらしいです。
 我々の 存在なんて 本当に ちっぽけですね。
fornax8 [2012年2月28日 7:41]
かじやんさん、いつもコメントありがとうございます。
とにかく宇宙は時空が大き過ぎて圧倒されますよね。
仰るとおり、自分の存在はものすごーく小さいなぁーって感じます。
そう思うと、いろんな悩みが出てきても、なんか吹っ切れます。
Nikon 8cm [2012年3月2日 1:43]
fornax8さん

さすがに美しい画像ですねえ。私も、手動追尾で撮影した同じ対象をアップしました。楽しみ方はそれぞれとは言えど、こんな画像を見ると自分でも少しでも美しい写真を撮ってみたくなります。
http://Nikon8cm.exblog.jp/17896316/

ところで先日、北杜市に行った折に、fornax8さんが撮影していると思われる場所を確認しました。私がいる場所と目と鼻の先なのに、街灯りの影響が一段少ないように思われました。本当に山の中と言った感じの場所ですね。ちょうど車の前にキツネが出て来たりしました。
fornax8 [2012年3月2日 18:50]
Nikon 8cmさん、毎度コメントありがとうございます。

ガラッド彗星が昇って来るまで時間があったので、
どちらも空の状態チェックを兼ねて狙った対象です。
M82は中心の輝度が高くて白トビしやすいので、
満足に撮れたことがありません。
今回の結果も、なんか不満です。

陣取っていた場所が分かっちゃいましたか。
空が暗めに感じるのは、視界が若干悪くて街灯りが
直接見えないせいかもしれませんね。
キツネやタヌキはたくさん居そうな気がします。

更待月の南部を強拡大で撮影

2011-09-18 18:00:00 | 夜空のコラム

昨夜は二十日月。夜更けに昇ってくることから「更待月」とも呼ばれるそうです。

その南部のクレーター群を望遠鏡+CSマウントCCDカメラでキャプチャしてみました↓

地球の大気による揺らぎ(「シンチレーション」と呼ばれる)で像が安定しませんが、

動画としては生々しくてイイかもしれません。

で、先日の名月撮影と同様に、約1分間で記録された約1800コマの中からクオリティの高い

画像380コマを平均化して得た静止画がこちら↓

シンチレーションの影響が少なければ、もっと綺麗に撮れたかもしれません。

ちなみに使用望遠鏡の焦点距離は2160mmで、2倍のエクステンダーレンズをかませたので、

4320mmになりますが、CCDカメラの素子サイズが1/3インチと小さく、

写る範囲がごく狭いことを考慮すると、計算上は30000mm以上の焦点距離の超望遠レンズ

で撮ったことに相当する拡大率になります。ちょっとやりすぎかも?


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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お花坊 [2011年9月19日 0:09]
今晩は~
いつも見事な画像を見せていただき、ありがとうございます。
更待月、初めて聞きました!
十五夜の夜は仕事帰りにお団子どこも売り切れで買えず、
月見酒を一人楽しんでいました。
それにしても更待月や十六夜、風流な言葉が沢山ある日本語を、
嬉しく誇りに思います。
fornax8 [2011年9月19日 7:13]
お花坊さん。コメントありがとうございます。
相変わらず、オタッキー(死語?)な画像を陳列してます。
十五夜以降は、十六夜、立待、居待、寝待、更待と続きますが、
その後は下弦まで特別な呼び名は無いようですね。
☆撮り屋にとって太った月は天敵ですが、たまに撮ってやると結構面白いです。
撮影も比較的楽チンなので、ちょっとハマリそう。

十六夜の月 3D

2011-05-19 07:00:00 | 夜空のコラム

昨夜は満月過ぎの月が煌々と輝いてました。

久々に撮ってみようかと思い立って、21時ごろに東の空にある月を撮影。

撮影画像を適当に処理してたら、いつの間にか眠ってしまいました。

目覚めたのは翌日早朝4時近く。空は明るくなり始めてましたが、

月は西の空に移動してまだ輝いてました。

そういえば以前に、時間を置いて撮った月を並べると立体視画像ができるような

話を聞いたことがあるのを思い出し、再度撮影して即行で作ってみました。

これです↓

 キヤノンEOS Kiss Digital X + 200mm望遠レンズ使用 手持ち撮影

並んだ月の像を、いわゆる平行法で見るとボールのように中央部が膨らんで

見えるはずなんですが、どうですかねぇ? ちょっと微妙な感じで、

歪んだようにも見えてしまいます。画像処理の度が過ぎたのかも?


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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mashさん [2011年5月20日 19:03]
fornax8さん、こんばんわ。

見事な月写真です。
私も二日続けて明け方の月を出勤前に見てます。
手持ち撮影でこれほど綺麗に撮影できるなんて素晴らしいです。

fornax8 [2011年5月21日 1:19]
mashさん、いつもコメントありがとうございます。
拙い写真なのに、お褒めに預かり光栄です!
カメラ任せにすると白く飛んで、模様が写らないので、
マニュアル設定で露出アンダー気味にして撮ってます。
今回はちょっと暗過ぎたかもしれませんね。
パワーおやじ [2011年5月21日 8:55]
ハイ!
私、この見方得意です。
いわゆる3D的に見えますよね。

見た感想は、ちょっとふくらみにかけるような雰囲気ですね。


fornax8 [2011年5月21日 12:24]
パワーおやじさん、いつもコメントをいただき恐縮です。
こういうの見るのお得意でしたか!
どうも立体感に欠けるので、いつかリベンジしたいです。

月齢1.5

2011-03-06 20:06:25 | 夜空のコラム

今日の夕方、西の超低空に見えた細い月を撮ってみました↓

昨日の朝5時台に新月となりましたので、それから約1日半後の月です。

この時期は明縁の描く円弧がほぼ真下を向いて沈んでいきます。

反対に秋の夕方に見られる細い月は明縁がほとんど右向きになります。

皆さん知ってました?


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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こるなっこ [2011年3月6日 21:32]
初めまして。

綺麗に撮れていますね。

私たち家族は、結構月の満ち欠けを気にして生活してます。
前回の細い月を見て娘が「何かちょっと怖いかも」と言っていました。

子どもの感じ方って、大人と違って面白いです。
fornax8 [2011年3月6日 23:22]
こるなっこさん、はじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます。
お褒めのお言葉をいただき恐縮です。
月の満ち欠けを気にして生活されてるとはちょっと意外です。
周りにはあまりそういう人がいないもので。
お子様の感受性は興味深いですね。

逆さ絵のような天体

2011-02-12 12:00:00 | 夜空のコラム

この週末は全国的に雪が降り、まだ寒い日が続いていますが、暦の上ではすでに春。

冬の星座であるオリオンが夜半前には西の空に傾く時季になってきました。

そのオリオンが振りかざす棍棒のあたりにある星雲がこちら↓

【NGC2174】
 ニコンD70 + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡 F2.8 ISO800
 総露出時間80分(10分露出の8コマ加算合成) 赤道儀使用
 [山梨県みずがき山自然公園にて2006年11月撮影]

通称「モンキーフェース星雲」。上の画像にマウスカーソルを重ねるとわかるとおり、

孫悟空にそっくりな形態をしています。

で、この画像を180度反転すると、こんなイメージになります↓

こちらもマウスカーソルを重ねて見てください。なんとテングザルの顔に似てるんです。

普通に見てもひっくり返して見ても「猿顔」になるという、逆さ絵のような面白い星雲

だったりします。見かけ上の大きさはだいたい満月と同じぐらいと結構デカイのですが、

大きめの望遠鏡を使ってもボーっとしか見えず、残念ながらサルの姿はよくわかりません。

写真に撮って初めてユニークな恰好をしていることが確認できるのです。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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mashさん [2011年2月14日 8:41]
fornax8さん、おはようです。続けてお邪魔します。

これはまた面白いものを紹介していただきました。
オリオンが振りかざす棍棒のあたりにこのような星雲が
あるんですね。
孫悟空にテングザルとはまさに猿星雲ですね。
fornax8 [2011年2月14日 18:47]
mashさん、コメント連投、恐縮です。
コイツはちょっとマイナーなので、知名度はすごく低いと思いますが、
形のユニークさでは、全天でも上位にランキングされそうな感じです。
自然界の「逆さ絵」は珍しいかもしれませんね。

モモイロセイウン

2010-12-28 20:00:00 | 夜空のコラム

太平洋側では冬晴れが続き、1等星の散りばめられた冬の星座が毎晩のように見えてます。

さて、冬の星座の代表といえば、やはりオリオン座になるでしょうね。

そのオリオン座にあるとっても有名な天体がこちら↓

【オリオン大星雲】
 キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡 赤道儀使用
 ISO800 F2.8 総露出時間96分55秒(8秒~10分露出の35コマ加算合成)
 [長野県松原湖高原にて今年11月撮影]

学校の教科書や百科事典などにも載っていたりするので、すばるアンドロメダ大銀河

とともに極めて知名度の高い天体の一つではないかと思われます。

ここは星間ガスや塵が集まっている領域で、新たな星の誕生の場となっており、

勇者オリオンの腰のあたりにある「三ツ星」など、オリオン座の主要な星たちは

この星雲から生まれてきたことが分かっています。

モヤモヤっとした雲のようなもののうち、赤っぽく見えているのは電離した水素ガスで、

今までに紹介してきた赤い星雲と同じように特定の波長(656nm)の光で輝いています。

一方、青っぽく見えている部分は、周囲にある若い高温星からの青白い光を

星間物質がそのまま反射した光が主体となっています。

それらの光が混ざり合って上の画像のような見事なピンク色の発色を示すわけですが、

この色は望遠鏡を覗いて見ても感じ取ることができず、白っぽく見えるだけなんです。

子供の頃、クリスマスプレゼントとして買ってもらった天体望遠鏡でこれを見た時の

失望感は今でも憶えています。望遠鏡のカタログに載っている写真のようなピンク色の

星雲には見えなかったため、レンズが壊れてるんじゃないかなんて思ったものです。

それが人間の眼の限界によるものであることを知ったのはかなり後になってからのこと。

そして少年はいつしか見えないものを撮りたいという衝動に駆られていったわけです。

時は流れて幾星霜、微弱な光を捉えようと大口径かつF値の明るい撮影用望遠鏡を入手し、

赤い色が良く出るフィルムを買いあさり、銀塩写真が廃れた後には変らずその赤い色が

表現されるようにデジカメを改造したりと、散財を繰り返す輩が出来上がってました。

見方を変えると、光学機器のメーカーや販売店は実に罪深いなぁと思ったりもします。

まぁクルマにお金を注ぎ込む人もいれば、高価なバッグや貴金属を集める人もいるわけで、

趣味ってどういうものでも他人には理解されない散財がつきまとうものなんでしょうね。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
キラリ [2010年12月29日 10:04]
おはようございます☆
素晴らしい写真ですね。
赤いヴェールのようなものは何だろうと思いました・・分離した水素ガスなのですね。
神秘的で凄く不思議です。
冬の空、機会を作って見に行きたいです。
fornax8 [2010年12月29日 20:09]
キラリさん、いつもコメントありがとうございます。
燃えてはいないんですがガスが光るっていうのは不思議ですよね。
星雲全体としては鳥が翼を広げた姿に似ていると言われてますが、どうでしょう?

mashさん [2010年12月29日 22:35]
fornax8さん、こんばんわ。

オリオン大星雲…美しいです。
星の海に漂うガス状の生物にも見えてしまいます。
冬の天空を見上げるとまず最初に見つける星座
素晴らしいです。
fornax8 [2010年12月30日 9:43]
mashさん、いつもコメントありがとうございます。
目に見える動きがあったら本当に生き物のようで面白いでしょうね。
オリオン座には変ったニックネームを持つ星雲がまだありますので、
今後も取り上げていく予定です。
お花坊 [2010年12月31日 22:28]
こんばんは~
携帯から見ていますが、それでも美しい星雲の写真を
堪能させていただきました♪
今年もいろいろな星空の写真を見させていただきありがとうございました。
また来年も楽しみにしています。
2010年もあと1時間半あまり…
良いお年をお迎え下さい。
fornax8 [2010年12月31日 23:17]
お花坊さん、毎度コメントありがとうございます。
マニアックな写真をご覧くださいまして恐縮です。
来年もご期待にそえるよう精進したいと思います。(んー、堅い?)
それはそうと、指は大丈夫でしょうか?
良いお年を~

またの名は「ジャコビニ流星群」

2010-10-06 12:00:00 | 夜空のコラム

今週末に「10月りゅう座流星群」が極大(流星出現数がピークになる時)を迎えます。

と言っても、予想出現数は最大で1時間に2~3個程度です。

その予想通りだと極めて退屈な流星群ですが、かつて1時間に5000~10000個レベル

の流星雨が観測されたことがあるため、要注意とされている流星群なんです。

アラフォー世代以上の方は「ジャコビニ流星群」の名称の方がピンとくるかも

しれませんね。しかも残念な経験として記憶にとどめている人が多いようです。

というのも、1972年に日本で大流星雨が見られると確実視されながら不発に終り、

期待して夜空を見上げた多くの人を失望させた経歴があるからです。

さて、「ジャコビニ」というのは妙な響きですが、この流星群の素となる塵を

撒き散らしている「ジャコビニ・ジンナー彗星」という周期彗星の名に由来しています。

その彗星は太陽の周りをめぐる楕円軌道を約6年半で周回しているのですが、

その軌道と地球の公転軌道が接近しているところがあって、彗星がそこを通過した

直後に地球がやってきた時にだけ流星が見られると考えられています。

彗星の公転周期6.6年の端数0.6年がクセ者で、概ね13年ごとに彗星と地球が

接近することから、流星群活動も13年ごとに活発になるとされてます。

ただし、この流星群はとっても気まぐれで、好条件とみられていたのに全然

流れなかったり、ノーマークだった時に限っていっぱい流れたりして、

予測がつかない振舞いをしてきました。

例えば、日本で大騒ぎになった1972年は空降りでしたが、その13年後の1985年には

低調な活動が予想されていた中で1時間に100個程度という活発な出現を見せ、

さらに13年後の1998年には深夜に極大を迎えるとの事前予想を裏切って、

4~5時間も早い宵のうちの時間帯にたくさんの流星が観測されたりしているのです。

個人的には、その1998年の活動に遭遇し、ショボイの1個だけですが写真に収める

ことに成功しました↓

【ジャコビニ群の流星】
 銀塩一眼レフカメラ+35mm広角レンズにて1998年10月8日21:58撮影
  (@山梨県乙女高原) トリミングしています。
 ※画像にマウスカーソルを合わせると、背景の星座と星の名前が表示されます。

その晩、プロ野球の横浜ベイスターズが38年ぶりのセ・リーグ制覇を決めた試合が

あったんですが、その優勝を祝福するかのような流星群活動はとても印象的でした。

それから13年後というと2011年、つまり来年が当り年になると考えられますが、

この流星群の気まぐれさから、ひょっとしたら今年も出る?なんて思ったりもするわけです。

で、今年の予想極大時刻は日本時間で10月9日の朝8時ごろとみられてます。

日の出後になるので、流星は見られないことになりますが、1998年と同様に早い方へ

数時間ほどピークがずれれば、日本でも9日未明に観測できる可能性が出てきます。

ただし、未明の時間帯では輻射点(流星がそこから四方八方に飛び出してくるように

見えるポイントのことで、ジャコビニ流星群の場合は北天の「りゅう座」にあります)が

かなり低くて、北海道以外では観測が厳しい状況になってしまいます。

ピークの時間帯が半日ぐらい早まるか遅くなってくれれば、8日または9日の宵のうち

に輻射点高度の高い好条件下で観望可能となりますが、どうなることやら・・・

なお、この群の流星はスピードが遅く、明るいものはあまり多くないので、

空の暗い所でないと見るのが難しいかもしれません。

最後に、参考になるサイトを挙げておきましょう↓

http://www.nikon.co.jp/channel/stars/1010/index.htm#meteor
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2010/201010/1009/index-j.shtml


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
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mashさん [2010年10月8日 13:50]
fornax8さん、こんにちわ。
「ジャコビニ流星群」と記憶している人はアラフォ-世代以上ですか!
知らんかったです。
その昔、週間少年ジャンプで「アストロ球団」という漫画が掲載
されてましたが、そのなかでジャコビニ流星打法という
特殊な打法が披露されてました。

見れるみてみたいですね。
fornax8 [2010年10月8日 18:58]
mashさん、こんにちは。毎度コメントありがとうございます。
「アストロ球団」の連載開始が、この流星群で沸いた時期と同じみたいですね。
後年、ユーミンの曲のタイトル(「ジャコビニ彗星の日」)にもなってますし、
それだけ話題性が高かったことが想像できます。
今年は残念ながら雲に阻まれて見られそうにありません。
本命の来年に期待しましょうかねぇ。

こりゃ繭玉というより梅干しだな

2010-08-24 12:00:00 | 夜空のコラム

はくちょう座の北東部にこんな天体が潜んでいます↓

【IC5146】
 キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡
 ISO800 F2.8 総露出時間35分(7分×5コマ加算合成)
 [長野県乗鞍高原にて今年7月撮影]
 ※画像をクリックすると、大きい画像が別ウィンドウで開きます。

誰が名付けたのか知りませんが(外国人かも?)、「繭(まゆ)星雲」と呼ばれている天体です。

まあ楕円形をしているので、モノクロ写真だったら繭玉に見えるかもしれませんが、

カラーだと上の画像のとおり赤いので「梅干し星雲」の方が合うような気がします。

外国人にとってはイメージ沸かないでしょうけどね。

ちなみにこの星雲までの距離は5500光年と推定されていますので、

メソポタミア文明の中でシュメール人が楔形文字を使い始めた頃に

星雲を出発した光が今ようやく見えていることになります。


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--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
s-ryo [2010年8月24日 22:12]
こんばんは♪

梅干星雲・・(笑)
仰るとおりですね~。
メソポタミアというと紀元前ですね。
その頃の光とは・・
当たり前の事ですが宇宙って広いと感じますね♪
fornax8 [2010年8月24日 23:15]
s-ryoさん、毎度コメントありがとうございます。
コイツは銀河系内の天体ですので、まだ近い方なんですよねー。
銀河(小宇宙)となると人類誕生以前の光を見ていることになるヤツばかりで・・・
果てしない時空の中で人間なんてちっぽけな存在だなぁーって、つくづく思います。

スター・ウィーク2010 ~星空に親しむ週間~

2010-08-02 12:00:00 | 夜空のコラム

8月1日からの1週間は「スター・ウィーク」です。

これは多くの人に夜空を見上げて星空に親しんでもらおうという趣旨で

1995年から続いているキャンペーンになります。

メインのサイトはこちら↓

スター・ウィークバナー

夜空の記事をメインにしている当ブログも協賛サイトとして登録してます。

期間中に目立った天文現象などはありませんが、4惑星が集まっている夕方の西空が賑やか

ですので、晴れた宵には夕涼みがてら夜空の星をご覧になってはいかがでしょうか?

8月4日19:40の西空の様子(Astroarts ステラナビゲータによるシミュレーション)


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
s-ryo [2010年8月2日 22:45]
こんばんは♪

ご紹介サイトに行ってみました。
よーし私も「いまほし」だと思い、空を見上げるとあいにくの薄曇・・
でも、名前は良く判りませんが4つ5つ確認出来ました♪
fornax8 [2010年8月3日 0:28]
s-ryoさん、こんばんは。本日2つ目のコメントありがとうございます。
こちらも雲に阻まれて星が見えません。
週の後半に期待をかけてます。

おかえり!「はやぶさ」

2010-06-13 23:45:00 | 夜空のコラム

「はやぶさ」の大気圏突入時の閃光が確認されました。

その録画映像(動画)はこちら↓

 

ニュース映像はこちら↓ (6/14追加)

 

これで「はじめてのおつかい」ミッション完了!

あとはカプセルが無事に回収されることを祈ります。

オマケ↓

 


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
s-ryo [2010年6月13日 23:48]
こんばんは~♪

「はやぶさ」 本当にご苦労様でした!!といいたいですね!!
まさにモノ作り日本の象徴ですね!!
fornax8 [2010年6月14日 0:04]
s-ryoさん、こんばんは。素早いコメントありがとうございます。
最後は予定通りでしたね。
「はやぶさ2」の計画もあるようですが、
低予算でこれだけの成果が出てしまうと、
事業仕分けでさらに締付けられたりして?
fornax8 [2010年6月14日 23:11]
↑の補足。
すでに仕分けられてたようです。
今年度の要求17億に対して、付いた予算額は3000万だそうで。
「もうやめなよ」って言ってるようなものですね。
この成功を見て、政府が見直すかどうか?