今月前半から見頃となっていたマックノート彗星ですが、
見掛け上太陽に接近してきたため観測困難になりつつあります。
fornax8は24日の未明に長野県某所まで出掛け、撮り納め(?)してきました。
得られた画像はこちら↓
キヤノンEOS Kiss Digital X + 200mm望遠レンズ 絞りF4 ISO1600
総露出時間5分(1分×5コマ加算) 赤道儀架台使用 トリミングあり
[長野県小海町にて2010年6月24日未明撮影]
撮影時の彗星は高度約3度の超低空に位置していましたが、空の透明度は比較的良好で
なんとかとらえることに成功。その後は高度が上がっていったものの、
雲に邪魔された上に空が白んできて、どんどん写りが悪化する状況でした。
肉眼で確認することはできませんでしたが、双眼鏡では頭部が明るく見えてました。
写真では細長いイオンの尾が4度以上も伸びているのがわかります。
今後、彗星は夕刻の方が若干見やすくなりますが、太陽へさらに近づいていくため、
条件自体は厳しくなる一方で、7月に入るとほぼ観測不能となります。
あまり明るくなってはくれませんでしたが、もう二度と戻ってくることはないので、
何度か拝むことができて良かったと思います。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- s-ryo [2010年6月27日 14:14]
- こんにちは~♪
昨日は見られなくて残念でしたね。
マックノート彗星は尾が長くてキレイですね。
何か繊細さを感じます。
「二度と戻ってこない」という悲しさも「ロマン」ですね♪ - fornax8 [2010年6月27日 15:49]
- s-ryoさん、いつもコメントありがとうございます。
部分月食は観測できた地域が少なくて本当に残念でした。
この彗星は一般の方々に注目されるほどにはなりませんでしたが、
個人的にはそこそこ楽しめました。
10~11月に別な彗星が明るくなる見込みですので、次はそれに期待してます。