Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
1/18宵 土星と金星が接近

乗鞍高原でライオン狩り(2022/09/24)

2022-09-27 20:56:53 | 遠征日誌

24日の土曜日に、台風15号が去った後の好天に期待して☆撮り遠征を敢行。
なるべく西へ向かった方が晴天域に早くありつけるだろうと予想して、久々に乗鞍高原を目指して夕方に出発。
とりあえず元スキー場だった所に到着したのが20時台。しかし、天候回復が遅れ気味なのか上空はベタ曇り。
でも、雲はあまり高くない感じだったんで、もう少し標高が高ければ低層雲の上に出られると踏んで、
その場所をすぐに諦めて乗鞍エコーラインの最終ゲート手前を目指して上っていきました。
すると目論見通りのクリアな晴天に出逢えたものの、さらに高いところの雲が流れてくる不安定な状況で、
メッシュ予報でも日付が変わる頃までオレンジ色と灰色が入り混じる微妙な様相でした。
それでも22時台後半くらいから晴れ間が大きく広がってくれたので、いつもの撮影機材をセットアップ。
比較的スッキリ晴れていた北西天の一角にあったこの天体を狙ったのでした(結局コレだけでしたが・・・)。


【Sh2-132】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,ASTRO LPR Type2フィルター,1.6倍クロップ,
 総露出時間28分(7分×4コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり

ケフェウス座にあるマイナーな散光星雲で、「ライオン星雲」の異名を持つ天体です。
星雲の東寄りの部分(上の写真では中央やや左のエリア)にある暗黒部がライオンの目と鼻と口のように
見えることから付いた愛称みたいなんですが、んーどうだろう?って感じ。
10ショット撮った中で雲の影響がなかったのは4ショットだけだったんで、コントラスト不足なんでしょうね。
淡い部分をもっとあぶり出せれば胴体や尻尾も分かるようになり、南西部(右下方向)の緑青色の広がりも
はっきりしてきそうですが、画像数が足らないのでS/N的に厳しいです。構図の再検討も必要なようで・・・
ということで、完全には仕留められなかったため、またハンティングチャンスを作りたいです。