Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/5夜遅く すばる食(すばるを月が隠す)

いよいよ見頃となったウィルタネン彗星

2018-12-09 13:00:00 | ほうき星

12/8宵に撮影したウィルタネン彗星の画像がこちら↓
46p_20181208.jpg

 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO1600,
 総露出時間20分(2分×10コマ,彗星の動きに合わせて加算合成),中型赤道儀使用,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,静岡県伊豆市湯ヶ島にて

肉眼で辛うじて存在を確認できました。光度は4等台に入った模様です。
冬型の気圧配置となって、空の透明度が良くなり、先週よりも写りがイイ感じです。
残念ながら尾はこの日も微かで、あまり目立ってない印象です。
頭部コマの広がりは満月大を遥かに超えて2倍くらいに達してるかも?
次の週末はいよいよ地球に最接近し、「すばる」とのツーショットも狙い時となります。
ふたご座流星群も活動ピークを迎えるんで、好天に恵まれることを願ってます。


デカくなったウィルタネン彗星

2018-12-02 00:20:00 | ほうき星

今月地球に最接近して明るくなる見込みのウィルタネン彗星を11月30日の夜に撮影しました↓
46p_20181130.jpg

 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO3200,
 総露出時間20分(2分×10コマ,彗星の動きに合わせて加算合成),中型赤道儀使用,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,長野県富士見高原にて

肉眼では見えませんでしたが、8×24ポケット双眼鏡で容易に存在が分かりました。
明るさは5等級ぐらいでしょう。写真では左上方向に微かな尾が伸びているのが確認できます。
しかしまぁ、写っている頭部のコマが巨大でビックリです。満月大に達してるかもしれません。
個人的には10月上旬にも撮影してますが、その時の画像と直接比較したのがコレ↓

46p_2018-10&11comp.jpg


視直径が5倍くらい違います(面積比だと25倍!)。明るさは実に100倍近い差となります。
この後、12月13日に近日点通過(太陽最接近)を迎え、その僅か3日後に地球最接近となります。
その頃には4等台まで増光し、見掛け上「すばる」の傍にやってきて見つけやすくなるでしょう。
写真では中望遠レンズで彗星とすばるが写野に納まるので、フォトジェニックな対象になりそう。
しかもちょうど週末ですから、そのシーンを狙う天文ファンは大勢いるでしょうね。
ということで極めて好条件なんですが、光害のある都会だと観測が難しいかもしれません。