アベノミクス2年(中)
緩和、名目GDP押し上げ 嶋中雄二 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 景気循環研究所長
2014/12/10付 情報元 日本経済新聞 朝刊
本稿は、アベノミクスの象徴である大胆な金融緩和の評価を試みるものである。昨年4月以降の黒田東彦総裁主導による日銀の量的・質的金融緩和(異次元緩和)はノーベル賞経済学者、故ミルトン・フリードマンのマネタリズムによって説明できる。
(中略)
以上のように、アベノミクスの第1の矢である異次元緩和と追加緩和は、巷間(こうかん)いわれるようなサプライズだけを狙った中身のない奇策ではなかった。むしろマネタリズムの政策思想の流れをくみ、修正マッカラム・ルールにのっとって説明できる、理論的・実証的な根拠を十分に持った金融政策運営であり、かつ既に着実に結果を出しつつあると筆者は考える。
〈ポイント〉
○異次元緩和は円安や資産高通じ需要刺激
○マネー供給は1年半後に名目成長に寄与
○中身のない奇策ではなく理論的に裏づけ
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嶋中さん、グッジョブ!
昨日の日経 経済教室は、本当に素晴らしく、感動しました。
緩和、名目GDP押し上げ 嶋中雄二 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 景気循環研究所長
2014/12/10付 情報元 日本経済新聞 朝刊
本稿は、アベノミクスの象徴である大胆な金融緩和の評価を試みるものである。昨年4月以降の黒田東彦総裁主導による日銀の量的・質的金融緩和(異次元緩和)はノーベル賞経済学者、故ミルトン・フリードマンのマネタリズムによって説明できる。
(中略)
以上のように、アベノミクスの第1の矢である異次元緩和と追加緩和は、巷間(こうかん)いわれるようなサプライズだけを狙った中身のない奇策ではなかった。むしろマネタリズムの政策思想の流れをくみ、修正マッカラム・ルールにのっとって説明できる、理論的・実証的な根拠を十分に持った金融政策運営であり、かつ既に着実に結果を出しつつあると筆者は考える。
〈ポイント〉
○異次元緩和は円安や資産高通じ需要刺激
○マネー供給は1年半後に名目成長に寄与
○中身のない奇策ではなく理論的に裏づけ
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嶋中さん、グッジョブ!
昨日の日経 経済教室は、本当に素晴らしく、感動しました。