絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

アンティーク着物から・・・

2006年01月04日 18時03分16秒 | きもの
これは「銘仙」です。
どれくらい前のものでしょうか。
なにかの材料にしようと思っていたけど、ほどいてしまえず
今にいたっています。

アンティーク着物の魅力はひとそれぞれでしょうが、
わたしはその「色」にとくに惹かれます。
染料が現代と違うのでしょうか?(デザインも斬新だったりしますね)
着物はやはり圧倒的な存在感があると思います。
…でも、そんなことも興味のない人からすれば、
「いまどき、何を言ってるの??」みたいな感じかも

着物の染料にしろ、糸にしろ、布として織り上げるのにかかる
膨大な時間(手織り)や和裁の手仕事の技術など
いろいろ思ううちに、どんどん嵌まっていった感あり。

自分で着物を着るということ

2006年01月03日 20時54分34秒 | きもの
夕方、また雪がちらついていました。
うちは明日から平常勤務なので、雪降ったらまたたいへんです

さて、わたしの日本回帰の話の続きですが・・・・

人間、40を過ぎるとどの方も、自分の来し方を
つい振り返ってみるようになりますよね~。
(その頃から、中学だの高校だのの同窓会も復活してきます。)
わたしも、中原中也ではありませんが
「おまえは何をしてきたのかと 吹きくる風がわたしにいう・・・」
みたいな感じの頃がありました。

あるとき、着付けをしてもらっていて、痛烈に違和感を覚えたのでした。
(こんな年になってなぜ自分は人に着せてもらっている?)

それからは着付けの本を読み漁り、着物の本を読み、
やっぱり習わないといけないのかと、チケット制のとこで
2回教えてもらい、でも、やっぱり分からず、
そうだ、ネットで何か分かるかもしれないぞ、と探して
辿り着いたのが、遠藤先生の「きものであそぼ」だったのです。

その頃まだ先生はサイトの質問コーナーで、へんてこクエッションを
ぶった切っておられました!
(めちゃくちゃ面白くて、この方は只者ではないと思いましたわ)

そこからあとは、骨董市やら昔着物やらと・・・・
進んできた道は着物好きな方々と同じようなことと思います。

時期を同じくして、音楽その他も日本回帰になってきましたが
やっぱり大きく変わったのは、自分自身のなかの「欧米に支配された価値観」を
あらためて見つめるようになったことでした。







初詣

2006年01月02日 16時54分59秒 | Weblog
昨日はうちの地方は大変暖かく、初詣の人々も
「いいお正月ですね」と挨拶しあう声を聞きました。
みなさんのところはいかがでしょうか?

お正月といえば、必ず聞こえてくるのが
筝と尺八の演奏「春の海」。
ひょっとして、今の若い子なんかは、
あれは正月だけ演奏する曲(クリスマスのジングルベルみたいに)と
思っているんじゃないかしらん。

でも、かくいう自分もついこの間まで、
いわゆる邦楽なんて関心外で、聞くのはもっぱら
洋楽ばかりでした。
ピアノ、バイオリンだけではなく、二胡(胡弓ではない)や馬頭琴の
演奏会にも行って、モンゴルの歌謡(生活に根ざしたものです)の
なんてすばらしいこと!・・・としきりに感心していたものです。

いつから、日本回帰したのか・・・・って?
きっかけは、アンティークの着物でした。

・・・・今から実家に親戚が集まり「新年の集い」をするので
出かけます。続きは次回・・・・

あけましておめでとうございます

2006年01月01日 00時52分43秒 | 一絃琴
「須賀」(一絃琴古曲より)詞 眞鍋豊平
  
  菅(すが)の根の 長きためしを ひくぞうれしき
   
  《訳》菅の根のように、長く栄えるその証として
     ここにこうしてすがすがしい気持ちで、
     琴を弾くのはうれしいことだ。

「須賀」は、寿ぎと清めの意味をもっているそうです。
新しい年を迎え、みなさまに良きことがありますように。
今年もよろしくお願いいたします。