ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

新たな”真実”を知る・・!?

2018年07月29日 | 日記
 台風12号の有り様である。
 幼少期、家を揺るがす”台風”に恐怖感を覚えた。
 やがて、自然のナセル技として、受入れられる様になった。
 加えて、一家団欒の楽しみも知った。
 家業(商店)を営む父も、来店者もなく、店を広く開けておけなくなり、通常は締めない雨戸を閉じて、台風の過ぎ去るのを待たなければならない。
 当時は、台風(強風)=停電であった。
 蝋燭は、常備品で有った。
 ユラユラ揺らぐ蝋燭の”火(灯り)”に家族が、誰・云うことなく集合する。
 母が買い求めていた「50円硬貨(大きな)位の大きさの煎餅」が、提供される。
 そして、すり鉢が登場する。
 すり鉢の縁から、数人が煎餅を転がす、煎餅はすり鉢に沿って、回転しながら底に到達する。
 一番上に載った煎餅の持ち主(投入した者)の取り分と成る、単純なゲームを楽しむ。
 多忙な父を交えての”団欒”の機会は、この様な時しかなかった。
 父は、ガス(カーバイト)溶接も生業としていた。
 夜間作業(夜間の漁など)の為の、カーバイト照明具があった。
 乾電池式のライトなどは、その明るさには敵わなかった。
 其の火口を使って、溶接用のガス(カーバイト)容器からホースを繋ぎ、停電した我家のリビング?を”明々”と照明した。
 その様な父の行動を観て、自ずと父を、尊敬の眼差しで仰いでいた。
 台風の思い出話しが、永くなったが、この様な台風に関する歴史的な思い出を呼起しても、今回の様な台風の経路は有り得なかったのである。
 台風は、南から・・若しくは西から襲来し、北に進むものと思っていた。
 今次・台風12号は、東から襲来し、東海・近畿・中国・九州へと進んだ。
 通常の台風の通過ルートとは、真逆であった。
 自然は変幻自在に行動する。
 予測は・・あくまでも予測であって、結果は判らない。
 長生きはするものである!
 私の拙い知識が改められた現実であった。
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