<2012.08.12>
明日からお盆、少し朝夕の風に涼しさが漂ってきた感じである。
今朝は、6時ごろから日頃の散歩に代わって家内と墓の掃除に行った。
日頃墓参りは月に1回か2回、簡単な掃除をしてお参りしているが、お盆を迎えるに当たり、今日は墓表面を拭いたり、少し丁寧におこない一時間くらいで終わった。
こちら長崎では、盆の14日に墓参りする風習があり、あらためてもう一度お参りすることになる。
盆と言えば、子供のころの故郷の家での盆の迎え方を思い出す。
家は、禅宗の寺であったために父はこの時期は檀家回りで留守があたりまえであった。
墓は寺の周りに祖先伝来のいろいろの墓があり、関係する墓だけでも50基以上あったと記憶している。
盆の準備は、墓掃除と竹製の花筒造りがメインで、おふくろや兄弟達と一緒におこなった。
墓掃除の方は、墓が境内の林の中にあるためにやぶ蚊との戦いでもあった。
首や半ズボンの下の方の足のすねなどに、音もなくそして遠慮なく食いつくのである。
パチッ・パチッと蚊を叩きながら、刺された後を搔きながら草を取ったり、また掃いたりと・・・・、憎きやぶ蚊であった。
(こちらの我が家の墓地は、丘の上で木々もあるが蚊はあまり居ないようである)
一方花筒造りは、竹製の筒で1年ごとに新品に取り換えるための作業であった。
竹筒の作り方は文面では説明が難しいので省略するが、下図のような出来上がり姿となる。
裏の山から10本ばかり竹を切って来て、鋸や鎌を使って50筒あまり造り、スケッチ図のように形にして、
最後は墓標の前に打ち込んで完成となる。
<花筒のスケッチ図・・・写真>
お盆の思い出を綴って見た。
<セミの誕生>
<サギ・・・・2x2ショット>
<夏の空>