<2011.05.29>
「言った」「言わない」と、もめている新聞記事などを良く目にするが、口頭のみでのやりとり、決め事のまずい点である。
会社においても仕事を依頼したり、関係部門への連絡などは口頭でおこなうことが多かったが、これらにまつわる失敗も多かった。
他人への情報伝達では、口頭は話す人の頭の中と聞く人の頭の中が、その時々の本人たちの思惑や置かれている状況などで微妙に食い違うことが多い。
さらには時間が経つと、この食い違いが大きくなり、結果が相互の思いと違ったものとなり、もめごとの発端になるわけである。
会社生活でも、口頭依頼の結果『言った』『いやそんなことは聞いてない』という場面を何回も経験した。
一方では『仕事の依頼は必ず書面でないと口頭では受け付けない』という職場もあり、『何もそんなに厳しくせんでも・・・・、役所でないんだから』とぶつぶつ言いながら、対処していたこともあった。
このような経験をする中で、やはり他人に仕事を依頼する時や連絡事項は、書面でやった方が、思惑違いによるミスがなくなるし、何倍も仕事がスムースにいくということが分かってきた。
その後は、一寸した連絡事項でも『これは齟齬があってはまずい』と思われたものには、必ず書面で出すようにしたり、簡単なメモ用紙を使うようにしてきた。
当然その結果、思惑違いによる齟齬はかなり減ってきた。
定年後はほとんど、このような場面はないが、地域の活動などにおいては、会合などの議事録をしっかりとるように努めている。
会社生活で学んだことが、知らず知らずに応用されている一例である。
<道路の造形美>
<児童公園・・・・少子化で少しさびしい>
<はぜの木・・・・かぶれるので嫌い!>