はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

引き継がれる魅力ある住宅

2015-12-26 09:15:41 | 日記
みなさんこんにちは。

どうやら私は悪い子だったようでサンタさんが来ませんでした

いや、煙突がなかったから来られなかったんだ…と言い訳をし…

さて、この仕事をしていますと当然のことながら住宅を新築したいという方に多く出会います。

そのなかで、実家を優先的に相続するであろう方が結構います。

いずれ住居を得られる可能性が高い方が新築を検討する…なぜこのようなことが起こるのでしょう。

原因は日本の家造りが戦後の住宅不足を解消するのを優先し雨風しのげればいいという建物を建ててきてしまったからです。

高いお金を投資して建てた家が子世代に価値がない、住みたくないと思われるなんて悲しいことです。

建てては壊しでは環境にも優しくないですし住み手の経済的負担も大です。

(私たちはそれでおまんまを食べているのですが

ドイツでは祖父母が家を建て、親がリフォームをし、子が別荘を買うともいわれています。

魅力ある引き継がれる家を建てることによって次世代の方たちの住宅取得費の軽減などが図られ豊かな暮らしができるといいます。

日本では全ての世代の人が住宅ローンや家賃の支払いに多くの比重を持っていかれます。

これでは余裕のある暮らしは難しい…

では、これから家を建てる方はどのようなことに気を付ければお子様たちが喜んで引き継いでくれる家になるでしょう。

ちょっと偏見が入りますが私の考えです。

構造は日本の気候に合った日本で育った木を使います。

木の免疫の仕組みが日本の生態系の中で育まれているからです。

また木を選んだ理由はリフォームのしやすさという観点からでもあります。

時代の経過とともに変化する価値観に対応しやすく、経年変化でさえ美と感じさせる魅力があります。

デザインは流行りを追うのではなく数十年先も受け入れられるような地域に溶け込む普遍的なものにします。

また、気密と断熱をしっかり取り、計画的な換気で新築時の良好な状態を維持することが大切です。

家を検討する方の理由の一位二位が間取りの不便さと暑さ寒さです。

上記のような家を建てれば何も新たに家を建てたいとすら考えることもなく喜んでお子様たちが引き継いでくれるでしょう。

そのような住宅ばかりになれば私たちの業界は多くの会社が淘汰されることになるでしょう。

でも、それでいいのです。

価値を作り出す、本当にお客様の利益になることだけに取り組める活動をしていけばいいのですから…


目先の受注にアップアップのはちでした
コメント
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