同僚がインフルエンザにかかってしまったようだ。
ハードスケジュールから体調を崩し、そのまま風邪(インフルエンザ?)になだれ込んでしまった。
この数か月、(今に始まったことではないが) とんでもないスケジュールが続いている。
どう考えても、こなせるわけのない状況が続いているのだ。
2人のスタッフ。
しかし仕事は10人分。
体調を崩した、休ませてやりたい。
そんな思いから、できるだけ連絡を取らないよう(もちろん最低限必要なことはメールを入れる)にしていた。
しかし、本人にとってはそれは疎外感に代わる。
見舞いに行ったとしても見舞いにはならない。愚痴になる。
それは避けたかった。
何より、見舞いに行くだけの時間さえ取れないのだ。
朝7時前に起き出し、前日から繰り越している仕事を延々続ける。
気が付けば午後3時を過ぎ、食事もしていなかったり。
次に時計を見ると午後8時を過ぎている。
それでも作業は終わらない。
正直なところ、同僚が動けなくなると自分もつらい。
自身の体力にも限界があるから。
だが、同僚が仕事ができない間、助けてもらいたいと思うことは頼めない。
すべて自分で片づけなくてはならない。
仕事は待ってはくれず、次から次へと山積みになっていく。
当然、愚痴になる。子供らにもあたる。
どうしても必要なファイルがあり、まだ寝込んでいた同僚を訪ねる。
当然、見舞いでもなんでもなく、冷たい仕事風景だ。
ねぎらいの言葉さえない。
自分が嫌になった。
言わなくてもよいことを言ってしまう。
つらいのは同僚の方なのに。
好きで病気になりたいわけがない。わかっているつもりなのだが。