がんぼのぶらり紀行

北海道オホーツク遠軽で、昭和時代のお茶の間みたいな食堂 やってる おばちゃんです。

瀬戸瀬奮戦記・・⑩ 完

2011年08月09日 15時25分18秒 | 仕事/作業


目が覚め、手元の携帯で時間を見た。 午前4時。

部屋に入ったのは何時?  寝たのは何時?  よく覚えていない。
どちらにしてもそう長時間眠っていないはずだ。



横には息子と娘。 同僚は・・ そうだ、休憩所で寝ると言っていた。 明け方は7月とはいえ山の中。 結構冷える。 寒かったろう。


 

 

 

寝ぼけ眼ながら起きて部屋を出、2階廊下突き当りのトイレへ行く。 



用を済ませてトイレを出、部屋へ戻ろうかどうしようか考えながら、廊下の先を見ると流し台発見。

寝る時、階段を上がって部屋へ行くまでに視界に入っているはずなのに気がつかなかった。
私自身は会場に来た時から、階下でバタバタしており、2階の流し台へは来ず、冷蔵庫は一度も開けた事がなかった。


普通の家庭にあるような150センチ間口の調理台つき流し台、水槽は幅60センチ程度。
調理台には何やら箱類が置いてあり作業できる状態ではない。


そうか、最初お手伝いの奥様方は、ここで食器を洗ったと言っていたのだ。

流し台の左側に60*180の食器棚。 一人立てば精一杯の通路の反対側に冷蔵庫と3段程度の棚が作られており
ポットと水差しがいくつか並べてある。

 

200L程度の冷蔵庫を開けてみると、袋詰めされた食材がびっちりと詰め込まれていた。

 

 

 

 

 

袋詰め?      袋? 

 

 

 

 

 

え?

 

皿じゃないの?           ・・・ ^_^;  

 

 

 

 

 

 

 

 


冷蔵庫が小さいため、皿盛りでは無理と判断し、食材はすべて袋に詰め替えされたらしい。 これまた想定外であった。



 (T_T) ・・・   また一仕事増えた。

食材をこの袋のまま出すわけにはいかない。 

朝食時間(6:00)までにこれらのオカズ類を再度、皿盛りしなくてはならない。 いっぺんに目が覚めた。(笑)





冷蔵庫から食材をかたっぱしから出し、中身を確認し、後ろにあった食器棚から皿を出し(数は少ないが洗ってある)狭い流し台の中に皿を重ねながら分けて盛り付けていく。

 

 

ふと見れば流し台の延長線上、一番右端。 モノに埋もれて気づかなかったが、

「あら、レンジなんてあったんだ」

それもダイヤル式のチョ~古いタイプ。(笑) 今時こんな古いタイプ使っているところはないと思うぞ。




しかしレンジはありがたい。 皿盛りにした天ぷらをさっそく入れてダイヤルを回す。 5分くらい入れてみっか。


レンジのスイッチを入れておいて、サラダや豆腐や煮物や持てるだけの皿を重ねて持って、階下へ運びおろす。 
あぁ、、階段が辛い、、、(~_~;)

お盆らしいものもないので初回は両手に皿を重ねて持って、階段を降りるしかないのだ。
下の部屋からお盆替わりのハッポーでも持ってこなけりゃ。。。

次回またやるときは実家のそば屋から出前箱のでかいのを借りてこよう。あれなら大洋皿8枚は入る。
というか、次回はもう体力的に(このようなお手伝いを)受ける体力の自信がない。

 

 

 

休憩室は扉が閉まっていた。 扉を開けると、いかにも ”昨晩、飲み会やりました!” って匂いが立ち込めていた。

うあぁ~!! この匂い! お酒とビールとタバコとシマエビとその他食材の混ざり合った独特の香り♪  たまらん。


食材の皿を置くと、 さっさと数か所の窓を全開にする。 外の冷気が入り込んでくる。 

うわ! 寒!! さすが山奥!


部屋の中に人の気配はない。。。   まだテーブルの上には昨夜の残骸が結構残っている。


持ってきた食材の皿を寄せながら、逆に汚れ物をかたっぱしから手近のハッポーに入れ、浴場近くの洗い場へ運ぶ。 
思ったより腰痛は重症だ。  「急がなければ」という気持ちと裏腹に、思うようにテキパキ動けない。



一回目の食器を洗い、会場である休憩室に戻り、味噌汁用に鍋に湯を入れガスコンロに火をつける。 そうしながら部屋を片付ける。 そして同僚の姿を探す。

同僚、どこで寝てるんだ?

するとツイタテの陰、座布団を数枚積んだところで人影が動いた。   

あ、同僚がいた。。。^_^;  ごめん。寒かったでしょ。m(_ _)m  お風呂へ入ってくるというので「行ってらっしゃい」



次のおかずを取りに2階流し台へ戻る。 レンジがタイミングよくチン♪となった。
あん? あれから10分以上たってないか?


出してみると、まったく温まっていない。(-_-;)  もう一度、5分入れた。

 

娘が起きてきたので運ぶのを手伝ってもらい、再度往復。

次の皿を取りに来た時に、レンジの中の皿を取り出してみるとようやくホンノリ温かい。時間かかるなぁ。 

ほんとに使えるのか? いつの時代のレンジなんだ!!


しかし、わずかでも使える(温まる)のであれば、繰り返し入れるしかない。 まだ天ぷら盛り合わせが2皿、煮物が2皿残っている。 
いっそ鍋に入れてガスにかけた方が早かったか??



ブチブチ文句を言ったところで時間は待ってくれない。

時計を見ると5時半。 あぁ、急がないと。 
何人かの人が既に荷造りを終えたようで、部屋を出始めている。



味噌汁用鍋はそろそろ沸いてきたようだ。 

もう一か所のコンロには、水を入れたヤカンを載せ、火を入れる。 こっちはコーヒーとお茶用ね。


その頃、M奥様が部屋に入ってきた。 おはようございます。


前回は私が寝坊してM奥様に起こされてしまったが、今年は私の方が早かった!  < だから何? と言われるが。(笑)

味噌汁はM奥様にお願いしちゃう。 ”動き回る頻度” をなるべく少なくしてあげないと、私で腰痛の度合いがこの状態だ。 M奥様はまだ堪えているだろう。




今朝の献立は、キノコの”タモギ”と長ネギのお味噌汁。 コリコリして美味しいですぞ。 

そして昨晩の残りになってしまうが、キャベツサラダはドレッシングを混ぜ込みコールスロー、ゴマドレサラダなどに変身。

納豆、漬物、味のり、天ぷらの残りで申し訳ない、煮魚・・・

ああ、これこれ、大事なもの。 息子の提案もあり、ほぐし焼き鮭とイクラのしょうゆ漬けが登場。サケとイクラの親子丼。 朝から贅沢!!(笑)

なんとか朝食開始時間に間に合って、はい、がんぼの号令で(笑) 「戴きます」

 

イクラしょうゆ漬けは、今回がんぼ家の味付けでした。 いかがだったでしょう? 

 

午前7時。

お客様方は本日のスケジュールをこなす為、早朝出発。

片づけもそこそこに、お見送りのため一旦外へ。

今日は天気もよさそう。 

ゆっくり話をする時間もあまりなかったけど、また来てくださいね。 次にはシシ鍋、出来立てが是非食べたいです!



何からそんな話になったのか(シシ鍋か?) イノシシ生まれがひと回りずつ、年代順に5人もいるということになり、年代順に並んで写真を撮ることになりました。(笑) オモシロイ記念写真になりましたね。

この後、群馬の軍団はサロマ湖経由で空港へ入る予定ということ。 







M氏を先頭に8人の群馬勢を送り出し、さて、私たちもごはんにして、後片付けに入りましょう。

残ったおかずとお味噌汁で少しゆっくりご飯を食べた後は、すべての食器と道具を洗って片づける。

借りた食器類は瀬戸瀬温泉の調理場へ。 持ち出したのは私なので、しまうのも私。 というか、出した人間でないと『どの食器棚から出したものかわからない』から。

休憩室→洗い場→調理室→休憩室→車→休憩室→洗い場→調理室→・・・ と続く。


それでも皆文句ひとつ言わず、よく頑張ってくれました。ありがとうね。


午前10時。(頃だったと思う。もう覚えてない。)

全ての片づけを終え、積み込みを終え、休憩室の忘れ物、窓の閉め忘れ、調理室の片づけ、洗い場の始末などを確認、事務所の管理人さんに「お世話になりました」と挨拶をし、車に乗り込・・・ 腰がもうダメ! (笑)

もう立てない座れない。予想以上に痛手。 運転席に、いつものようにストンと座れない。 激痛です。(-_-;) 
それでもようやく腰を落ち着け、とりあえず出発。

約20分後、市街地へ入る。 西町で同僚を下ろし、それからさらに5分後、自宅前へ車をつけ、積み込んできた全ての道具(鍋フライパン、道具の引出し、調味料、食材残り、撮影機材、道具他)を、やっとのことで一人で家の中へ。 
そして駐車場へ車を置いてきて家に入ると、ヨロヨロしながら片づけに入る。 
もう急ぐ必要はないのだが、一つ片づける度に座り込み、放心状態だ。(笑)

 

終わったなぁ~。。 何だか大変だったなぁ~。。 でも面白かったなぁ~。。♪


 

 

 

 

 

 

 

 

群馬岩宿歓迎、瀬戸瀬温泉宿泊イベント2011。 とりあえず何とか終わりました。

かなり愚痴っぽくなってしまった記録ブログ??でしたが、来て下さった皆さんに、美味しく食べてもらえたなら本望と思います。 
がんぼのブログの愚痴に懲りず、どうぞまた来てください!  

今度はシシ鍋、出来立てを食べたい!! 2年後をお待ちしてますよ~!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.s

 

翌朝、 起床時、激痛の腰のため動けず、ベッドから落下。

 

 

 



 

 

 

痛みが和らぎ、通常の生活に戻れるまで約1週間。(笑)

 

 

年齢を実感した数日でござんした。(^^ゞ


内容掲示

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