再車検のため、北見へ行くことになった。
それも、本日車検切れの日。(;^ω^)
今日ダメだったら、明日からクルマなし生活というギリギリ悲愴感丸出しの顔で北見へ向かう。
1時間後、北見到着。
婿さんが用意してくれたマフラーは無事 イプサムの新しい相棒として着任。
無事にあと二年間、イプサムは私の足として働いてくれることとなった。
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そしてもうひとつ懸念の大切なこと。
仕事を休めないので、行くのは今日しかない。
車検整備を終えた後、差し入れの果物(見舞い品にいろいろ悩むより、果物だったら無難なとこかと考えた)とお見舞金を用意して、一週間前に入院した同僚を訪ね、日赤へ向かった。
日赤駐車場(有料!)へ車を入れ、病院夜間受付で事情を話して、緊急外来受付→8階入院棟へ到着した時間は19時5分。
車検作業が終わったのが遅かったので結局見舞い(10時~19時)時間には間に合わず。
正門は既に施錠されており、夜間受付口から入る。
窓口の警備員に事情を話したところ、緊急外来受付まで連れていってくれ、そこでまた事情を話すと「8階へ」と。
ひとりうろうろエレベーターを探し8階まで上がる。東棟は脳外科病棟、西棟は緩和病棟。父がお世話になったお寺さんの息子さんが現在活躍中なのを思い出す。
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エレベーターの扉が開くと、7時過ぎというのに照明を落とした薄暗い廊下の向こうに、ひときわ明るい詰所らしき空間。
扉が開かれたままの、いくつかの病室前を歩きながら部屋番号を見る。
遠軽の病院のように入院患者の名前は記載されていない。夜間受付で言われたとおり、「個人情報ですので教えられません」
詰所へ声をかけると、先ほど救急外来から連絡が入っていたので話は早かった。
結論。「何もできません、お帰りください」
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「ご家族(父)以外は、個人情報保護のため、病室はお教えできません」
「お見舞い時間が過ぎているのは承知していますので会わずに帰ります。せめてお見舞い品を届けてくださいませんか」
「厳格な食事療法を行っておりますので、差し入れは一切できません」
「せめてお見舞金を届けては頂けないでしょうか」
「ご家族以外からの金品はお預かりできない規則になっております」
「そうですか・・・ではせめて、訪ねて来たことだけでも伝えていただけますか・・・」
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オサレな紙袋に詰めたお見舞い金と果物は、結局 行き場を失い、そのまま持ち帰った。
帰りのクルマの中で、いろいろな思いが錯綜した。
同僚くん、しっかりリハビリして帰ってくるんだよ。 同僚父様、この数日顔を見せなくなったあなたも、身体を壊さぬようにどうか気をつけてくださいね。
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病気になるということが、どれだけ周りを不安にさせるのか
身に凍みる。
元気でいるのが当たり前、普段どおりが当たり前。
その空気を、突然破られたときの 家族や空気の混乱を考えさせられる。
少しでも長く、家族の穏やかな日々の生活を祈らずにいられない。
毎日を大切に過ごしていきたいと思います。
同僚さんの回復を祈ります。<(_ _)>