富田元治のブログ

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ササユリ

2017年09月16日 | 九州の山歩きと山野草

行縢山のササユリ。

熊日新聞の投稿記事です。

熊日新聞をスキャン。

「草花に引かれ、山歩き続ける」 藤崎義人さん。

 

珍しい花に出合える希望を持って山歩きしている。

ジャコウソウは鞍岳にも咲きます。キリンソウ?アキノキリンソウでは?

そうですね。山野草のトリコになると、山歩きが続きますね。

めざす野の花は、一週間ぐらいしか咲いていませんからね。

九州脊梁山地には野の花の群生地は少ないですが、ポツンポツンと珍しい花がさいています。

 

私も、おみやさんのブログで山野草を知り、山歩きにのめり込みました。(笑い)

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野山の香り(おみやさん) ←クリック。

 

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向坂山、白岩山のイワギク、 ←クリック。デジカメ山行記に飛びます。(私のホームページです)

 

白岩山のイワギク。

 

白岩山のイワギク。

 

鞍岳に咲く・ジャコウソウ。

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きょうも隣に ”山頭火”

2017年09月16日 | 面白かった本

山頭火が熊本市から旅に出ます。

旅と言っても乞食行脚です。

熊日新聞に連載されています。

おもしろいです。

熊日新聞を無断スキャンしました。

(熊日新聞の宣伝ですから、いいでしょう~?)

 

「焼き捨てて日記の灰のこれだけか」

山頭火の日記・・・(行乞記から)。

昭和五年九月九日 晴、八代町、萩原塘、吾妻屋(三五・中)

私はまた旅に出た、愚かな旅人として放浪するより外に私の行き方はないのだ。

七時の汽車で宇土へ、宿においてあつた荷物を受取つて、九時の汽車で更に八代へ、

宿をきめてから、十一時より三時まで市街行乞、夜は餞別のゲルトを飲みつくした。

(ゲルト=ドイツ語でお金)。

同宿四人、無駄話がとりどりに面白かつた、殊に宇部の乞食爺さんの話、

球磨の百万長者の慾深い話などは興味深いものであつた。

(吾妻屋・一泊三五銭、中程度)の意味です。

 

「朝は涼しい草鞋ふみしめて」

 昭和五年九月十日   晴、二百廿日、行程三里、日奈久温泉、織屋(四〇・上)

午前中八代町行乞、午後は重い足を引きずつて日奈久へ、

いつぞや宇土で同宿したお遍路さん夫婦とまたいつしよになつた。

方々の友へ久振りに――ほんたうに久振りに――音信する。その中に――

・・・・・私は所詮、乞食坊主以外の何物でもないことを再発見して、また旅に出ました。

・・・・・歩けるだけ歩きます、行けるところまで行きます・・・・・。

温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし、

出来ることなら滞在したいのだが、――いや一生動きたくないのだが。

(それほど私は疲れてゐるのだ)。

 

昭和五年九月十一日   晴、滞在。

午前中行乞、午後は休養、此宿は、夫婦揃つて好人物で、

一泊四十銭では勿体ないほどである。

昭和五年九月十二日   晴、休養。

入浴、雑談、横臥、漫読、夜は同宿の若い人と共に活動見物、

あんまりいろゝの事が考へ出されるから。

 

 「かなかなないてひとりである」

 昭和五年九月十三日   曇、時雨、佐敷町、川端屋(四〇・上)

八時出発、二見まで歩く、一里ばかり、九時の汽車で佐敷へ、

三時間行乞、やつと食べて泊まるだけいたゞいた。

此宿もよい、爺さん婆さん息子さんみんな深切だつた。

夜は早く寝る、脚気が悪くて何をする元気もない。

 

「炎天のしたを何処へゆく」

 

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