富田元治のブログ

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99パーセント以上

2017年09月05日 | 面白かった本

化合・・今野敏・著 (講談社)

2009年11月2日~2010年6月13日までの新聞掲載小説です。

内容は、1990年6月14日未明の110番通報から始まります。

事件解決(犯人逮捕)までの数週間の内容です。

2009年11月になぜ、20年前の殺人事件を舞台に・・・・・?

 

読むと分かりましたね。

 

化合 (今野敏・著)・・・・小説の内容は・・・・。

日本の刑事裁判の有罪率は、99パーセント以上です。

起訴するか しないか を決めるのは検事です。

検事が、犯人だと思ったら起訴します。

検事は裁判に有利な証拠しか採用しません。

検事に都合のいい証言、都合のいい証拠を裁判に提出します。

検事が起訴した被疑者は、99パーセント以上有罪になります。

先進国では飛びぬけた数字です。

裁判官は無罪にするやり方を教わっていません。

裁判官は有罪にすることしか考えていません。

自白をひるがえすことは出来ません。自白は最大の証拠です。

 

起訴率は66パーセントです。

先進国では考えられない最低の数字です。

自白がなければ起訴しません。

(小説に書かれています)

 

ピンときましたね。

足利事件の冤罪事件です。

足利事件の捜査を批判している小説だと思いました。

足利事件とは、1990年5月に発生した殺人事件です。

2009年5月のDNA再鑑定により冤罪事件と判明しました。

 

化合・・今野敏・著(講談社)は、

2009年5月に、冤罪事件と判明した後に書かれた小説ですね。

1990年6月14日に起こった殺人事件が解決するまでの小説です。

足利事件に、滝下洋造刑事が居れば解決していたかも~!(笑い)

 

亀ちゃん、小野さん、【化合】を読んだぁ~?

小野さん、スナックのママさんが入院中だそうです。

ママさんが退院されてから飲みに行くそうです。

藤田さんのおごりで。

 

? 9月の野の花

 

? 9月の野の花

 

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