ニコンも過去最高の利益

　昨日「コニカミノルタの営業・経常益が過去最高更新」らしいと書いたばかりだが、時事通信によれば、ニコンも絶好調のようで、「ニコン、営業益以外は過去最高へ＝デジカメが好調―09年3月期」（5月12日20時1分配信）とのこと。記事全文は次の通り。

ニコン <7731> ＝2009年3月期連結業績は、売上高が前期比2．5％増の9800億円、営業利益が3．8％減の1300億円、経常利益が4．0％増の1250億円、最終利益が3．3％増の780億円を見込む。円高や棚卸し資産の評価法変更などに伴い5期ぶりの減益となる営業利益以外は、いずれも過去最高となる見通し。デジタルカメラの伸びが寄与する。年間配当は前期と同じ25円を予想する。想定為替レートは1ドル＝100円、1ユーロ＝155円。このため、営業利益を200億円弱押し下げるという。

　なんだかやたらと難しくて、郷秋<Gauche>には理解できんぞ。
　ない知恵を絞って読みくだいてみると、つまり、売り上げは過去最高。数字が大きすぎてよくわからないけれど、9800億円って、一兆円目前だから大したものなんだろうな。で、営業利益は3.8%減だけど経常利益は4%増。ということは、つまり、資産の運用益が大きかったということか？

　いや、「円高や棚卸し資産の評価法変更などに伴い5期ぶりの減益となる営業利益（以下略）」ということは、営業利益も本来は過去最高（あるいはそれに近い好調）であったが、円高（為替レートの変動だけで200億円の損？）や評価法の変更のための目減りにより-3.8%になってしまったと言う事のようである。

　いずれにしても最終利益が過去最高の780億円になる見通しで、これにはデジタルカメラの伸びが寄与したと言うことのようだが、正しくは、「DSLR（デジタル方式一眼レフカメラ）が寄与した」だろうな。なんと言っても2007年には常勝キヤノンを蹴落とし、DSLRのシェア1位を獲得したんだから。勿論これには郷秋<Gauche>もD40XとD300で大いに貢献しているぞ。株主だけじゃなくてユーザーへの還元はないのか、Nikon!
　
　例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日ご覧いただいた桧原湖畔の水芭蕉群生地のハンノキの林。3日に掲載した郡山・馬入新田の水芭蕉群生地と同様に、ハンノキ林の林床で水芭蕉が群生している。尾瀬の水芭蕉は、樹木のない湿地で群生している写真を見た記憶があるけれど、実際はどうなんだろ。ちなみに郷秋<Gauche>は尾瀬には一度も行った事がない。