唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
一貴の7位は評価に値するか
波乱の2008年モナコGPにおいて、中嶋一貴は7位でフィニッシュし、日本人F1ドライバーとして初めてモナコでポイントを獲得したドライバーとなった。
一貴の父、悟氏のモンテカルロにおける戦績は、完走僅かに1回(ロータス・ホンダを駆ったデビュー年の1987年、予選17位、決勝10位)。88年、89年は予選不通過という不名誉な記録を残しているから、子はまさに親を上回る活躍であったと言えるだろう。
だがしかし、昨日のレース内容はと言えば、幸いにもコース上でのトラブルの巻き込まれずに、2時間のレースを走りきった結果の7位。レース中盤の数珠繋ぎの中では決して速いペースで走れたわけではなく、モンテカルロであったから「抜かれなくて済んだ」シーンも多く見られた。
ただ一回のピットインに際してはタイヤホイールが外れないというアクシデントにより、思わぬ時間をピットで過ごすことになった。これが無ければ4位フィニッシュも有り得たとは、言ってはならぬ「たられば」の話し。
コースが乾き始めた時点で、幾度かファステストを叩きだしていたのは事実だが、そのファステストタイムはあくまでもその時点でのものであり、評価されるためには、レース終了時点まで脅かされることの無いタイムを記録しなければならない(その点悟氏は、表彰台にこそ上がることはできなかったが、1989年のアデレードでは、日本人F1ドライバーとして唯一のファステストラップを記録に留めている)。
さて、今回のモンテカルロでの一貴のレースの評価だ。郷秋<Gauche>はこれを、合格点にはあと1点足りぬ59点としたい。ポイントを獲得はしたけれど、予選では僚友ニコに大きく遅れを取り、レースにおいても、積極的に番手を上げたのではなく、結果として繰り上がってしまったレースしかできなかったのだから、良い点をあげるわけにはいかない。
勿論、荒れたレースを無事に走りきったことは大いに評価できるが、それだけで、F1という魑魅魍魎の世界で勝ち残っていけるわけではない。予選では常に4列目以上、そして追われるのではなく、常に追うレースができるようになることを大いに期待し、今日のところは一貴に59点を進呈したい。
モントリオールでは60点、マニクールでは70点、そしてシルバーストンでは80点のレースが出来ることを大いに期待しているぞ。頑張れ、一貴!
例によって記事本体とは何の関係も無い今日の一枚は、雨上がりの白山谷戸を往く親子。
一貴の父、悟氏のモンテカルロにおける戦績は、完走僅かに1回(ロータス・ホンダを駆ったデビュー年の1987年、予選17位、決勝10位)。88年、89年は予選不通過という不名誉な記録を残しているから、子はまさに親を上回る活躍であったと言えるだろう。
だがしかし、昨日のレース内容はと言えば、幸いにもコース上でのトラブルの巻き込まれずに、2時間のレースを走りきった結果の7位。レース中盤の数珠繋ぎの中では決して速いペースで走れたわけではなく、モンテカルロであったから「抜かれなくて済んだ」シーンも多く見られた。
ただ一回のピットインに際してはタイヤホイールが外れないというアクシデントにより、思わぬ時間をピットで過ごすことになった。これが無ければ4位フィニッシュも有り得たとは、言ってはならぬ「たられば」の話し。
コースが乾き始めた時点で、幾度かファステストを叩きだしていたのは事実だが、そのファステストタイムはあくまでもその時点でのものであり、評価されるためには、レース終了時点まで脅かされることの無いタイムを記録しなければならない(その点悟氏は、表彰台にこそ上がることはできなかったが、1989年のアデレードでは、日本人F1ドライバーとして唯一のファステストラップを記録に留めている)。
さて、今回のモンテカルロでの一貴のレースの評価だ。郷秋<Gauche>はこれを、合格点にはあと1点足りぬ59点としたい。ポイントを獲得はしたけれど、予選では僚友ニコに大きく遅れを取り、レースにおいても、積極的に番手を上げたのではなく、結果として繰り上がってしまったレースしかできなかったのだから、良い点をあげるわけにはいかない。
勿論、荒れたレースを無事に走りきったことは大いに評価できるが、それだけで、F1という魑魅魍魎の世界で勝ち残っていけるわけではない。予選では常に4列目以上、そして追われるのではなく、常に追うレースができるようになることを大いに期待し、今日のところは一貴に59点を進呈したい。
モントリオールでは60点、マニクールでは70点、そしてシルバーストンでは80点のレースが出来ることを大いに期待しているぞ。頑張れ、一貴!
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例によって記事本体とは何の関係も無い今日の一枚は、雨上がりの白山谷戸を往く親子。
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