ハムト、ATM、NHK、NSX、ブンブン

 すべて今流行の若者言葉なのだという。

【ハムト】 「公」と云う漢字を上下に分解するとカタカナの「ハ」と「ム」。それにトイレの「ト」をつけて「公衆トイレ」の意味(らしい)。

【ATM】 「あ(A)なたの便り(T)を待って(M)いる」の略語(らしい)。しかしだ、「便り」とは云ってもまさか切手の貼られた封書のことじゃなくて、当然E-Mailのことなんだろうな。

【NHK】 勿論だが、日本人なら誰でも知っている「日本(N)放送(H)協会(K)」のことではなく、「何か(N)変な(H)感じ(K)」の意味(らしい)。しかしだ、「日本(N)放送(H)協会(K)」にしたって日本人以外にはまったく理解できない略語だから、「何か(N)変な(H)感じ(K)」との違いはその知名度でしかないとも云えるな。

【NSX】 当然のことだが、ホンダが創ったスーパースポーツのことではない。先のATMやNHKとまったく同じパターンで「何(N)をして(S)も×(だめ)」の略(らしい)。

【ブンブン】 上の三つとは違ったパターンの登場だ。セブンイレブンのこと(らしい)。ファミリーマートの事を「ファミマ」と云うのと同様、セブンイレブンじゃ長いから単純に省略しただけのことだが「ブンブン」は云い易くて語感も悪くないから「ファミマ」よりも普及するかも。

 今日の記事はこちらを参考にして書いたものだが、次々と生まれては消える若者言葉や流行語、果たしてこの5つの中で3年後にも使われている言葉がいくつあることやら。

 「近頃の日本語は乱れている」なんて指摘を時々耳にするけれど、これは「最近の若者は」と同じで、実は何百年も前から云われ続けてきた結果が今の日本語になっているんじゃないかと云う気がする。だとしたら新奇な言葉にも目くじらを立てる必要は全然無く、時間が取捨選択してくれるのを待てばいいんじゃないかって、郷秋<Gauche>は思うんだ。ただし、知らないであろうと思われる世代の人との会話には、共通言語を使用する心遣いが当然必要だけどね。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、ルドベキア。ルドベキアは明治時代中期に移入さえた北アメリカ原産の植物。当初は切り花として利用されていたようだが、日本の気候が余程気に入ったようで圃場を逃げ出しいまや雑草状態。
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