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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その5)

 今日の一枚は、28・29日にご紹介した七草木桜、天神桜の近くにある戸ノ内桜を見に行った時に見つけた墓地。戸ノ内桜が七草木桜、天神桜のような一本立ちの桜とは違い花の季節以外には他の樹木と紛れてその姿をまったく確認できないことから撮影を諦めた時に、道の反対側の丘の上に見つけた墓地である。どう考えても普通は歓迎されそうにも無い墓地なのであるが、この墓地は「天に続く墓地」とでも名づけたいほどに、なんとも美しく、撮らないではいられなかったのである。


「郷秋<Gauche>、田園を巡る」シリーズ
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その7)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その6)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その5)(この記事)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その4)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その3)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その2)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その1)
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頑張るベテラン勢

 ベテラン勢が頑張っている。勿論F1、第12戦ベルギーGPの話だ。
 先週のヨーロッパGPでは3番手からスタートしたバリチェロが久しぶりに勝利の美酒を味わったばかりだが、スパ-フランコルシャンでは何とフォース・インディア・メルセデスを駆るジャン-カルロ・フィジケラがポールポジションを獲得した。

 最後尾が定位置であったフォース・インディアが、突如戦闘力をアップさせたのが前戦、ヨーロッパGPだった。予選では常に上位を走り大いにアピールしたスーティルが、決勝レースでは12番手からスタートし10位でレースを終え、16位スタートのフィジケラも12位フィニッシュとポイントには届かなかったもののチーム始まって以来の好成績を残したのはつい先週のこと。

 そのフォース・インディア・メルセデスを駆るジャン-カルロ・フィジケラが今度はポールポジションを獲得したのだ。豊富な資金をバックに着々とマシンの開発を進めてきたチームの成果がついにここに来てPP獲得として結実したわけである。名将ロス・ブラウンをしても資金不足は如何ともし難く、シーズン中盤からずるずると後退せざるを得なかったブラウンGPとは好対照である。

 しかしだ、PPを取ったからと云って決勝レースでの結果が約束されたわけではない。フィジケラのマシンVJM02は、今回最軽量であったブラウンGPのバリチェロに次ぐ軽さ(644.5kg)であり、早い時期のピットインが必要となることは明白。スタートを決めて後続を抑えたいところだが悲しいかな、ここはモンテカルロでもハンガロリンクでもない。

 それにしても今回の予選上位の顔ぶれは実に凄いものがあるな。フィジケラ、トゥルーリ、ハイドフェルド、バリチェロと、2列目までは超ベテランが独占。良いことだ。若造が調子よく勝利を重ねられる程甘くは無いのがF1なのだ。

 さて、「おやじパワー炸裂」以外に目を向けると目に付くのは今シーズン苦戦の果てに撤退を表明しているBMWの2台が上位に来たこと、中盤苦戦したトヨタが再び戦闘力を取り戻したかに見えること、復活したかに見えたマクラーレンが予選では下位に沈んだこと、ブラウンGPのバリチェロが前戦の好調をそこそこ維持できたが、バトンは波に乗れないことなどか。

 自身は予選14位と沈んだバトンだが、今シーズンのチャンピョンシップ獲得を考えたときに、直接のライバルたるレッドブルの二人が中団に沈んだことでさぞかしホッとしたことだろう。シーズン前半にバトンに微笑んだ女神は、バトン以外には微笑まないというやり方でバトンに味方しているとも云える予選結果である。
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