鶴岡八幡宮の大銀杏の続々々報

 案の定、神奈川新聞は今日も鶴岡八幡宮の倒壊した大銀杏のその後を報じていた。それによると、根元から4メートルで切断された幹(約17トン!)がクレーンで吊られて、元あった場所から7メートル西に空けられた穴に植え直されたとの事。クレーンで吊られた幹の写真が添えられていたが、幹の内部には太さの半分ほどの空洞が見て取れる痛々しい姿であった。ひとたび「神木」とされると、老いさらばえた姿までも晒し、それでも再生の期待を一心に受け止めなければならないのかと思うと、他人事(他木事)ながら気の毒である。
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ニコとミヒャエル、どっちが偉い?

 2010年F1開幕戦、バーレーンGPが終わった。終わってみれば、走らぬルノーで2年間を過ごしたフェルナンド・アロンソがフェラーリ移籍の初戦を優勝で飾っていた。あるいはベッテル=レッドブルの失速による「たなぼた」ではないかと云う方もおられるかもしれないがさに非ず。速いだけではなく信頼性の高いマシンを作れるチームに移籍したアロンソの「勝ち」なのである。

 昨年7月のレース中の事故による怪我から8ヶ月ぶりにレースに復帰したフェリッペ・マッサの2位も見事。長い治療とリハビリに耐え、モチベーションを高く持ち続けた結果の2位である。若いハミルトンの登場により翻弄された2008年の彼の走りを酷評した郷秋<Gauche>であったが、バーレーンでのレースを見てその評価は一気に高まったぞ。

 開幕前から4強と云われたフェラーリ、マクラーレン、レッドブル、メルセデスの4チーム8台(人)がしっかり上位8番手までを占める結果となった。チーム数が増えることから10位までにポイントが与えられることになった2010年F1だが、最後の二枠に食い込んだのがフォースインディアのリウッツィとウィルアムズのバリチェロ。最後の2ポイント、1ポイントを巡る戦いは今後も熾烈なものになりそうだ。

 さて、2010年初戦の郷秋<Gauche>的ポイントは、なんと云ってもメルセデスGPの二人のドライバー、ニコ・ロズベルクとミヒャエル・シューマッハのチームメイト対決である。4年ぶりにF1復帰するビッグネーム、ミヒャエル・シューマッハの影に隠れしてまったニコとしては結果でアピールするしかなかったわけだが、予選から決勝まで、完璧にミヒャエルを押さえ込むことに成功した。偉いぞニコ!

 一方ミヒャエルはと云えば、予選から終止ニコに先行され決勝もニコの5位に続く6位だったわけだが、考えてもみればニコはデビュー以来既に5シーズン目となる、もはや中堅。方やミヒャエルは4年ぶりのレース。もしニコが2位でミヒャエルが6位ならば「元」皇帝の不甲斐無さを声高に叫べばよいが、1時間39分20秒のレースを走り終わって僅か4秒差の4-5位となると「偉いぞニコ!」とばかりも云ってはおられぬだろうな。次戦ではニコ-ミヒャエルの順が逆転するだろうと、郷秋<Gauche>は予言しておく。


 今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないCP+2010のニコンブースで撮った一枚。ニコンのブースにはこんなものを験し撮りするためのコーナーまで用意されていた。「ヘ~~ッ!」である。ちなみに35mm換算で52mm、ISO1250、F5.6、1/100。
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