唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
Nikkor F4トリオは登場するのか
Nikkor(ニッコール)はニコン社製一眼レフカメラ用の交換レンズのブランド名であるが、MF(マニュアルフォーカス)、AF(オートフォーカス)を合わせると60本を越える膨大なラインナップの中でも、少々大げさに云えば、畏怖の念を込めて「大三元」と呼ばれる3本のレンズがある。
現行ラインナップではAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの3本を指すことになるが、明るさF2.8で通したプロ御用達、合計60万円を超える高性能かつ高価なレンズである。この3本を持っていれば、出来上がった写真の不出来を道具のせいにすることはできない。
それ程優れたレンズは、F2.8と云うズームレンズとしては飛び切りの明るさで14mmから200mmをカバーし、鳥や飛行機、レーシングマシンを被写体とするのではなければ、この3本でまず不足を感じることのない機材である(例外とした被写体をもっぱら狙うのであれば更に300mm F2.8、400mm F2.8、600mm F4などが必要になるが、300mm F2.8は60万円とリーズナブル!だがあとの2本は各々100万円を超える)。
さて、「大三元」と呼ばれる14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8G、70-200mm F2.8G はいずれも素晴らしい光学・描写性能と引き換えに、価格だけではなく大きく重たく、更に14-24mmはフィルターが使えないと云うデメリットも併せ持っている。
そこで、望まれているのがF2.8より1段階暗いF4の14-24mm、24-70mm、70-200mmであるが、広角側を受け持つAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRがつい先頃発売になった(おおよそ12万円と14-24mm F2.8のほぼ半額)が他の2本は残念ながらいずれも現在のニコンのラインナップには存在していない。ならば24-70mm F4、70-200mm F4が近々に登場するのではないかと期待した郷秋<Gauche>はCP+2010のニコンブースで聞いてみた。
「大三元ジュニア」を期待する声は確かにありますが、16-35mm f/4G ED VRは、大きさ・重量・価格のバランスを考えて設計したところ、たまたまF4になっただけであり「大三元ジュニア」あるいは「F4トリオ」を意識して設計したものではないとのお答え。そう云ってもニコンが利益率の高いフルサイズ機の更なる拡販を考えるのならば「F4トリオ」は「大三元」に次ぐ必須のラインナップのはずである。
もっともニコンの担当者としても組織の一員である以上、口止めされているにも関わらず「年内には24-70mm F4、70-200mm F4も出ますよ」とは口が裂けても云えないだろうな。ただ、ここで面白いのは「大三元」でVRが導入されているのはその効果が顕著な望遠ズームの70-200mm F2.8だけで、広角・標準両ズームには導入されていないが、F4の広角ズームにはVRが導入されたこと。
郷秋<Gauche>はニコン氏に、F2.8には入っていないし必要もないと思われるVRを、なぜ16-35mm F4に導入したのか、VRを止めれば10万円を切る価格も可能だったのではないかと聞いてみたが、「この焦点距離域でもVRは有効だし必要である」との答え。ならば14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8GにもVRを搭載すればよかったではないかと云いたかったけれど、次の方が郷秋<Gauche>の背後でお待ちだったので止めにして、キヤノンのブースに向かったのでした。
今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないCP+2010のキヤノンのブースで撮ったもの。ニコンの試し撮りの被写体は熱帯魚だったけれど、キヤノンはお嬢さんが三人。遊園地よろしくクルクル回るコーヒーカップのセットの上で笑顔を振りまいていた。この辺りのセンスと云うのか戦略が、ニコンに対するキヤノンのアドバンテージなのかな。
現行ラインナップではAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの3本を指すことになるが、明るさF2.8で通したプロ御用達、合計60万円を超える高性能かつ高価なレンズである。この3本を持っていれば、出来上がった写真の不出来を道具のせいにすることはできない。
それ程優れたレンズは、F2.8と云うズームレンズとしては飛び切りの明るさで14mmから200mmをカバーし、鳥や飛行機、レーシングマシンを被写体とするのではなければ、この3本でまず不足を感じることのない機材である(例外とした被写体をもっぱら狙うのであれば更に300mm F2.8、400mm F2.8、600mm F4などが必要になるが、300mm F2.8は60万円とリーズナブル!だがあとの2本は各々100万円を超える)。
さて、「大三元」と呼ばれる14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8G、70-200mm F2.8G はいずれも素晴らしい光学・描写性能と引き換えに、価格だけではなく大きく重たく、更に14-24mmはフィルターが使えないと云うデメリットも併せ持っている。
そこで、望まれているのがF2.8より1段階暗いF4の14-24mm、24-70mm、70-200mmであるが、広角側を受け持つAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRがつい先頃発売になった(おおよそ12万円と14-24mm F2.8のほぼ半額)が他の2本は残念ながらいずれも現在のニコンのラインナップには存在していない。ならば24-70mm F4、70-200mm F4が近々に登場するのではないかと期待した郷秋<Gauche>はCP+2010のニコンブースで聞いてみた。
「大三元ジュニア」を期待する声は確かにありますが、16-35mm f/4G ED VRは、大きさ・重量・価格のバランスを考えて設計したところ、たまたまF4になっただけであり「大三元ジュニア」あるいは「F4トリオ」を意識して設計したものではないとのお答え。そう云ってもニコンが利益率の高いフルサイズ機の更なる拡販を考えるのならば「F4トリオ」は「大三元」に次ぐ必須のラインナップのはずである。
もっともニコンの担当者としても組織の一員である以上、口止めされているにも関わらず「年内には24-70mm F4、70-200mm F4も出ますよ」とは口が裂けても云えないだろうな。ただ、ここで面白いのは「大三元」でVRが導入されているのはその効果が顕著な望遠ズームの70-200mm F2.8だけで、広角・標準両ズームには導入されていないが、F4の広角ズームにはVRが導入されたこと。
郷秋<Gauche>はニコン氏に、F2.8には入っていないし必要もないと思われるVRを、なぜ16-35mm F4に導入したのか、VRを止めれば10万円を切る価格も可能だったのではないかと聞いてみたが、「この焦点距離域でもVRは有効だし必要である」との答え。ならば14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8GにもVRを搭載すればよかったではないかと云いたかったけれど、次の方が郷秋<Gauche>の背後でお待ちだったので止めにして、キヤノンのブースに向かったのでした。
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今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないCP+2010のキヤノンのブースで撮ったもの。ニコンの試し撮りの被写体は熱帯魚だったけれど、キヤノンはお嬢さんが三人。遊園地よろしくクルクル回るコーヒーカップのセットの上で笑顔を振りまいていた。この辺りのセンスと云うのか戦略が、ニコンに対するキヤノンのアドバンテージなのかな。
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