鶴岡八幡宮の大銀杏の続々報

 たかが銀杏、されど銀杏。神奈川県内では一本の銀杏の木が倒壊したことについて、もう4日も経つと云うのに、いまだにその続報が新聞紙面(神奈川新聞のことだ)を賑わせている。

 郷秋<Gauche>は、倒壊した銀杏の木の上部を切って挿し木にするのかと思っていたが、これは間違いで、根元から4メートルのところで切断し、この下の部分を移植し再生を目指すと云う。再生の指導に当たる東京農業大学の浜野周泰教授によれば再生の確立は90%とのこと。これとは別に倒壊した根の部分からのひこばえも期待でき、同時に倒壊した部分の枝を使った挿し木が既に400鉢あり、これも再生に向けて着手しているようである。

 大銀杏の再生に向けて凄まじい精力が注がれているわけだがこれらすべて、倒壊した銀杏の木が「神木」、つまり神の宿った木、あるいは「神」そのものだからなのだという。大銀杏の再生に向けて凄まじい努力はすべて神の再生であるわけで、樹木にも神が宿っている、あるいはその樹木が「神」そのものであると信ずる人にとっては実に切実なことなのだろう。

 ここで郷秋<Gauche>が気になるのは、伊勢神宮の社殿を20年毎に作り直す式年遷宮との関係である。社殿が神の住まいであるならば、これは倒壊した大銀杏同様、補修しながらでも末代までその姿を伝えなければならないのではないかと云う気がするのだが、一方、大銀杏は神そのものであり、社殿は神の住まいだとすれば、20年毎に建て替え常に清浄な住まいを神に提供することとの差を見出すことが出来ることになるのかな。
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PENTAX 645Dは1時間待ち!

 横浜みなとみらいで開催されていたCP+2010も今日で4日間の会期が終了したが、昨年のPIE2009よりも入場者が多かったようで、まずは同慶の至りである。さて、そのCP+2010、Nikon(ニコン)からD700の後継機種(もっぱらD900と云われている)の発表がなかったことから郷秋<Gauche>的には今ひとつ盛り上がりに欠けたのであったが、一般的に最も注目を集めたのは、郷秋<Gauche>も11日の記事で触れたPENTAX 645Dであったようである。

 Digital Camera.jpの今日(14日)付けの記事によれば、一人5分間に制限された645D体験の為に最長1時間の待ち行列が出来たとか。まるでディズニーランドのようではあるけれど、それだけ注目されたということはDSLRのシェア下落傾向のPENTAXにとってはめでたい話である。まっ、実際の販売に結びつくかどうかは判らないが。

 さて、CP+のタイミングで登場したかったD900がいる登場するのか。正確な時期は知る由もないが、Nikon Rumorsでちょっとしたヒントを見つけた。

 New discount for employees who work for Nikon camera dealers: Nikon D700 for $1,999. This offer is valid till April 30th, 2010.

 ニコンの販売店従業員を対象に4月末日までD700が僅か18万円で販売されるというのである。18万円と云えばちょっと前のD300Sの価格である。これはもう在庫処分だな。となると、この廉売期間終了後にニューモデルが登場すると考えるのが普通だろう。日本においては折りしも夏のボーナス商戦が始まる頃でもあり、この時期での登場が大いに期待できる、のではないだろうか。


 今日の一枚は、CP+見学後に桜木町駅までの道すがら、高層ビルを見上げて撮ったもの。いかにも郷秋<Gauche>のワンパターン振りが見える写真だ(^^;
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