JAL、社員への航空券支給凍結

 当然でしょう。もっと云えば、凍結ではなく、制度の即時廃止である。

 国民の税金が注ぎ込まれ経営再建中のJALが、本人は云うに及ばす配偶者や父母、子どもにまで無料航空券を支給すなんて、有り得ない。トヨタを見なさい。部長以上は自腹を切ってトヨタ車を買ったんですよ。それを見た課長も買った、係長も買った、出入りの業者も買った。経営が厳しくなるとみんな自社製品を購入してでも会社を支えるんです。ボーナスの一部を自社製品購入用商品券で支給する会社だってある。それなのにJALは無料航空券支給って、どうかしているでしょう。こう云う経営感覚だから経営破綻するんです。

 もう何十年も前、郷秋<Gauche>の学生時代に、キヤノンに就職した先輩に「キヤノンのカメラ、安く買えるんですか」と聞いてみた。「多少は割引があるけど、さくらやかヨドバシで買った方が安いよ。故障したら持っておいで、無料で直してあげるから」との返事。大体これが普通と云うか、常識でしょうね。

 家族の分までタダで配っていた航空券を正規運賃で支払わせていたら、ひょっとしてJALは倒産しなかったんじゃないか?と思われても仕方ないでしょうね。年金の減額も当然。早期退職に応じた元社員には無料航空券の支給を続けるって話もあるけれど、冗談じゃない。まったくどうかしているよね、この感覚。こんな企業の為に税金を使われるなんて、郷秋<Gauche>は真っ平ごめんだぞ!


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、遅咲きの梅。もう桜が咲こうかと云う先週の土曜日に満開になっていました。
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