唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
Pentax 645D to be revealed on March 11, 2010
Photo Rumors によればPentax(ペンタックス) 645DがCP+初日に発表になるようである。郷秋<Gauche>としてはPentax 645DじゃなくてD900の情報が欲しいんだけど、ないなぁ・・・
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社員を大切にしない社長
たった一枚の写真が、多くの事を語る時がある。記事に添えられた写真は、記事内容を更に強固なものにすることも出来るし、その記事のいい加減さをそれとなく読者に知らしめることも出来る。
雨の土曜日。開きもせずに積んだままになっていた日経ビジネスに目を通していて、一枚の写真が目に留まった。「人間活用の研究 コミュニケーション力【危機下こそ直接対話を】」と云う見開き記事の三分の一を占める大きな写真だ。
その記事は、ある会社(以下、A社)が「飲み会」を通じて経営陣と従業員、従業員と従業員の徹底的なコミュニケーション強化に乗り出し、社長を先頭にした直接対話の努力をした結果、従業員と経営陣の信頼関係構築につながったことを伝えている。
ある組織がその目標を達成しようとしたとき、その構成員同士のコミュニケーションが重要である事に異議を唱える人は少ないだろ。A社ではそのコミュニケーションを最重要視し、コミュニケーション力強化の為に「飲み会」を開くと(一定の条件があるらしいが)一人に3,000円が支給されるのだという。社長も週の半分を従業員との飲み会に費やしているのだという。A社、いい会社じゃないか。
さて、問題はこの記事の三分の一を占める大きな写真である。著作権の問題があるのでここに転載することはしないがこう云う写真だ。
小奇麗な座敷に座卓が三つ並べられ、向こう正面にワイシャツ姿の(多分)社長、その左右にはきちんとスーツを身に付けた社員が二人ずつ。手前側は同じくスーツ姿の社員が(多分)五人。各人の前には料理が出され、ビールと日本酒を飲んでいるように見える。女性も二人ほどいるようだ。
しかし、上着を脱ぎリラックスしているのは社長だけで、他の社員はネクタイを緩めたりも上着をとったりもせず緊張した面持ち。コミュニケーションの為に酒を飲むならば、その場のホストがリラックスした雰囲気を作るよう心がける事が大切だ。社長自ら上着をとってリラックスを演出しようとしたのかも知れないが「君たちも上着をとりたまえ」とは云わなかったのだろうか。繰り返すが、リラックスしているのは社長だけである。
その社長の左手には吸いさしのタバコが挟まれている。10人の中でタバコを吸っているのは社長だけのようである。コミュニケーションを大切にする社長なら、部下たる従業員の健康も大切に考えているのではないかと郷秋<Gauche>は思うのだが、写真の社長はどうも違うようだ。従業員の、職場における健康を守ることにおいてもその最高責任を負うべき社長が、自ら従業員に受動喫煙を強いているのである。
従業員とのコミュニケーションを大切するとして経済誌に紹介されている社長が、飲み会の席で自分だけが上着をとり、自分だけがタバコを吸い、非喫煙者もいるであろう従業員に受動喫煙を強いている。
コミュニケーションを重視し、社長自ら従業員と直接対話し、あたかも風通しの良さそうな社風、働き甲斐のある会社をアピールしておきながらこの様は、左手と右手がまるで別の事をしているように見える。個人的にはまったく知りもしないし、関係もない会社の社長だからどうでもいいけれど、こう云う人と一緒に仕事をするのは、郷秋<Gauche>はいやだぞ。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、東京都下某所の「サンシュユ」。漢字で書くと「山茱萸」。調べてみると中国、朝鮮半島原産で江戸時代中期に薬用として日本に入ってきているようです。春早い時期に咲く黄色の花としてはマンサク(万作)がありますが、サンシュユがマンサクと混同されている気配もありますね。郷秋<Gauche>は断然サンシュユが好きです。
雨の土曜日。開きもせずに積んだままになっていた日経ビジネスに目を通していて、一枚の写真が目に留まった。「人間活用の研究 コミュニケーション力【危機下こそ直接対話を】」と云う見開き記事の三分の一を占める大きな写真だ。
その記事は、ある会社(以下、A社)が「飲み会」を通じて経営陣と従業員、従業員と従業員の徹底的なコミュニケーション強化に乗り出し、社長を先頭にした直接対話の努力をした結果、従業員と経営陣の信頼関係構築につながったことを伝えている。
ある組織がその目標を達成しようとしたとき、その構成員同士のコミュニケーションが重要である事に異議を唱える人は少ないだろ。A社ではそのコミュニケーションを最重要視し、コミュニケーション力強化の為に「飲み会」を開くと(一定の条件があるらしいが)一人に3,000円が支給されるのだという。社長も週の半分を従業員との飲み会に費やしているのだという。A社、いい会社じゃないか。
さて、問題はこの記事の三分の一を占める大きな写真である。著作権の問題があるのでここに転載することはしないがこう云う写真だ。
小奇麗な座敷に座卓が三つ並べられ、向こう正面にワイシャツ姿の(多分)社長、その左右にはきちんとスーツを身に付けた社員が二人ずつ。手前側は同じくスーツ姿の社員が(多分)五人。各人の前には料理が出され、ビールと日本酒を飲んでいるように見える。女性も二人ほどいるようだ。
しかし、上着を脱ぎリラックスしているのは社長だけで、他の社員はネクタイを緩めたりも上着をとったりもせず緊張した面持ち。コミュニケーションの為に酒を飲むならば、その場のホストがリラックスした雰囲気を作るよう心がける事が大切だ。社長自ら上着をとってリラックスを演出しようとしたのかも知れないが「君たちも上着をとりたまえ」とは云わなかったのだろうか。繰り返すが、リラックスしているのは社長だけである。
その社長の左手には吸いさしのタバコが挟まれている。10人の中でタバコを吸っているのは社長だけのようである。コミュニケーションを大切にする社長なら、部下たる従業員の健康も大切に考えているのではないかと郷秋<Gauche>は思うのだが、写真の社長はどうも違うようだ。従業員の、職場における健康を守ることにおいてもその最高責任を負うべき社長が、自ら従業員に受動喫煙を強いているのである。
従業員とのコミュニケーションを大切するとして経済誌に紹介されている社長が、飲み会の席で自分だけが上着をとり、自分だけがタバコを吸い、非喫煙者もいるであろう従業員に受動喫煙を強いている。
コミュニケーションを重視し、社長自ら従業員と直接対話し、あたかも風通しの良さそうな社風、働き甲斐のある会社をアピールしておきながらこの様は、左手と右手がまるで別の事をしているように見える。個人的にはまったく知りもしないし、関係もない会社の社長だからどうでもいいけれど、こう云う人と一緒に仕事をするのは、郷秋<Gauche>はいやだぞ。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、東京都下某所の「サンシュユ」。漢字で書くと「山茱萸」。調べてみると中国、朝鮮半島原産で江戸時代中期に薬用として日本に入ってきているようです。春早い時期に咲く黄色の花としてはマンサク(万作)がありますが、サンシュユがマンサクと混同されている気配もありますね。郷秋<Gauche>は断然サンシュユが好きです。
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