唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコンに未来はあるのか
デジカメWatch http://dc.watch.impress.co.jp/ に掲載されていた「【フォトキナ】“後継機症候群”を打破 新しい時代に対応すべく--ニコン」と題する、株式会社ニコン 映像事業部マーケティング統括部第一マーケティング部長楠本滋氏に対するインタビュー記事の冒頭に気になることが書かれていたので少々引用させて頂く。
記事全文はこちら。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20140924_668162.html
【インタビュアー】今年後半にリリースした新製品……いわば、フォトキナにおける見どころに話を絞ると、D750とAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDの2製品だけと、やや寂しい気もします。これは“来年に続く”ということなのでしょうか? ここ数年、“より良い後継機”の繰り返しだったのが、Dfという異分子も登場しています。ニコンのボディラインナップの再編もあり得るのでしょうか?
【ニコン楠本氏】今年はD3300も発売させていただきました。現在、ご存知のように市場環境が大きく変化しています。社内でも“後継機症候群”と言われるような症状に自覚はあり、それを打破して時代へと追従していこうという意欲はあります(注2)。(下線は郷秋<Gauche>が付した)
時代に「追従」ですか?
広辞苑によれば(エッセイの書き方講座では「使うべからず」と習うダメダメ常套句らしい。郷秋<Gauche>はそのような講座を受講したことがないので真偽のほどは解らないが)、「追従」とは、人のあとにつき従うこと。転じて、こびへつらうこと、おべっかをつかうこと。(第5版1998年)。もっと面白い解釈を期待して開いた「新明解」は、人の言った(した)事にそのまま従うこと、と少々期待外れ。
とまれかくまれ、ニコンのマーケティング部長 楠本滋氏は「意欲を持って時代にこびへつらい、時代の後をついて行く」と云っているのである。
ニコンは、C社他が作る時代の流れの後について行くと云うのか。他者が作った流れに「意欲をもって」ついて行くとは情けない。ニコンには、パイオニアとなって新しい時代を切り開いて行くと云うチャレンジ精神はないのか。あな悲し。C社に乗り換えようかしらん。
注1:「時代に追従」ではなく、「時代へと追従」と書かれている。この「へと」の意味が良く判らない。「に」で置き換えることが出来ない意味が含まれているのか。
注2:あくまでも言葉遊び、郷秋<Gauche>流のアイロニーですのでそのつもりでお読みください。
と云う訳で今日の一枚は、記事本文とは何の関係もないコスモスと秋の空。このところほとんど撮れていないので、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれない旧作です。ごめんなさい。
「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
先週末の掲載は都合により休ませていただきまました。どうぞ今週末をご期待ください。