小林可夢偉17位完走

 もちろんF1イタリアGPの結果だ。しかし悲しいね。レースである以上、優勝を、少なくとも表彰台や入賞を目指す訳なのに、完走した事がさも大層な結果であるかのような報道。17位にしても同じ。小林の後ろにはマルシャのビアンキ、同僚のエリクソン、緊急ピットイン&ペナルティのザウバー、グティエレスの3人しかいないのだ。勿論、完走することは大切なこと。いくらPPからスタートしても、ファステストラップを連発して周回しても、ゴールしないことには意味がないのだから。

 しかしだ、完走するだけが唯一の目標と云っても良いレースを続けることに意味がるのか。あるんだろうな。たとえテールエンダーでも、動くシケインと呼ばれても、世界最高峰の自動車レースであるF1に参戦していることに、そしてそのレギュラードライバーであることに。参加し続けなければ優勝する可能性はゼロ。参加し続けることだけが、唯一頂点に続く道なのだ。

 それにしてもだ、二週間前のベルギーGPで「今回、お前は走れないよ」と小林に通告したチーム代表であるクリスチャン・アルバースがチーム代表を辞任って、このチームはどうなっているのかね。小林がチームのスタッフに「またどこかで一緒に仕事することがあったら、よろしく」と声をかけたことが漏れ伝わって来ているが、それもむべなるかな。残念ながら、これが小林の置かれた現状である。


 このところ余り写真を撮ることが出来ていないために、ここ一週間拙文だけをご覧いただいて来ましたが、それでは余りにも寂しいだろうとので旧作を引っ張りだしてみました。6年程前に撮影した「小さい秋、見つけた」。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 本日は荒天のため、撮影することができませんでした。次週にご期待ください。只今は8月31日撮影した写真を4点掲載いたしております。秋に向かう森の様子をどうぞご覧ください。

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