プロカメラマンからの100のこと

 http://www.gizmodo.jp/2014/09/100_57.html 
 GIZMODOにこんな記事。今日は1~25についての郷秋<Gauche>的講釈を。お前の講釈なぞ聞きとうないと云う方も多い事でしょう。ついつい云いたくなってしまうのです。ごめんなさい。

1)高価な機材を使っているからと言って、腕のいいカメラマンとは限らない。
講釈:弘法筆を選ばず。弘法に非ずんば筆を選ぶべし。ただし、良い筆や良いカメラを使ったからと云って良い文字が書けたり、良い写真が撮れるとは限らないのは自明。でも、高いカメラを買うと上手くなったような気分を味わえることもまた事実。景気浮上のために、高価なカメラをお買ください!

3)単焦点レンズでの撮影は、腕磨きになる。
講釈:事実である。近頃のズームレンズは高性能なのでついつい高倍率ズーム一本で間に合わせてしまいがちですが、これはいかん傾向です。と、自戒の念を込めて。

5)三分割法は99%の場合において効果的である。
講釈:これまた事実。ただし、マスターしたら敢えて外してみることも大切。

8)写真フォーラムなんかに何時間も行くよりは、外に出て写真を撮った方がいい。
14)他の人の作品を見続けるよりも、自分の写真を撮りに行くこと。
講釈:これも事実ですが、ホントに良いものが何かを知るためには、人の作品を見て、自分なりの批評を加えてみることは必要です。

16)女はカメラマンに弱い。
講釈:意味不明。もしそうだとしても、その程度の女性は相手にしないに限る。いや、寄ってこられたら断る自信はないが(^^;

21)ネックストラップはやめて、ハンドストラップを使うこと。
講釈:http://shop.nikon-image.com/front/Product120807164_2313.do
これの事なら確かに手振れ防止の効果はあります。ただしカメラ二台の時にはどうする。首や肩にかけておきたい時もあります。両方同時にセットできれば良いのですが、ネックストラップを手首に巻き付けてカメラボディを安定させるコツは是非覚えたいものです。

22)被写体に近づくこと。大抵の場合、その方がいい写真が撮れる。
講釈:広角レンズで被写体に二歩も三歩も近づいて撮る。遠くから望遠レンズで撮るなどは意気地なしのすること(スポーツ写真を除く)。望遠レンズは圧縮効果や大きなボケなどの描写特性を生かしたい時に、後ずさりしてでも使うもの。ただし、崖から落ちないように要注意。

24)かがむ等して目線を下げて写真を撮ること。大抵の場合、その方がより面白い写真が撮れる。
講釈:最近増えてきた可動式モニターは確かに便利です。可動式でなくてもライブビューにするだけでもかなり使えます。ただし、気を衒っただけの写真と良い写真は厳然として違うものであることに気づきたいものです。


 と云う訳で例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、ゲンノショウコ(現の証拠)だと思い込んで撮ったもの。一目見てゲンノショウコだと思いこみ、葉の形などを確かめないと云う体たらく。観察者として失格です。ちなみにゲンノショウコ、水戸黄門のドラマの、旅人が急さなし込みで苦しんでいる、そこに水戸黄門一行が通り合わせ、助さんだか角さんだかが印籠から取り出した薬を飲ませるとたちどころに差し込みが治まる、この薬こそがゲンノショウコだと郷秋<Gauche>は勝手に思い込んでおるのですがいかがなものでしょうか。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 27日に撮影しました写真を4点掲載いたしました。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

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