唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
北米に旅立つMRJ
三菱航空機が、MRJの飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)を8月22日の週にも飛行試験の拠点となる米国モーゼスレイクにあるグラントカウンティ国際空港へフェリーすることを発表した。いよいよ来週となったフェリーフライだが、そのコースはロシアのカムチャッカ半島、米国のアラスカ経由の北周りが有力とのこと。そうだろうな。
新千歳からカムチャッカ半島南東部に位置するペトロパブロフスクのエリゾヴォ空港まで1,700km、そこからアラスカ州のノーム空港まで2,390km。アンカレッジまでは3,150kmあるからおそらくノーム空港経由。いずれにしてもアラスカまで飛べれば後は心配ないでしょう。ちなみに1939年に世界一周飛行のため羽田を飛び立った毎日新聞社機ニッポン号も千歳の次にノームに寄港している。最近では海上保安庁のDHC8-Q315もノーム、ペトロパブロフスク経由、MRJとは逆コースのフェリーだったようだ。
もちろん万全の体制での臨むのだろうが、型式証明取得前の試験機を北米まで飛ばすわけだから大きなチャレンジだ。年内に2~4号機も順次フェリーの予定のようだが、モーゼスレイクへのフェリーフライトは開発が順調に進んでいることをアピールする絶好のチャンスでもある。更なる受注のためにも4機の無事なフェリーとその後の試験飛行が順調に進むことを期待したい。
と云うわけで今日の一枚は、MRJ試験飛行初号機(三菱航空機のWebsiteより)。
毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは8月15日に撮影した写真を5点掲載いたしております。秋の足音が聞こえ始めた森の様子をどうぞご覧いください。
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